「キャバクラのお客が待ち伏せをしてくる」
「営業メールを勘違いされて、交際要求やLINEの連絡がしつこい」
このような言動は、キャバ嬢に対するストーカー行為だ。
もし、あなたに向けられた好意が行き過ぎた行動となって現れているのであれば注意してほしい。今大きな被害を受けていなくても、ストーカーはいつ豹変するかわからないからだ。
恋愛感情が突然憎しみに変わり、突拍子もない行動を取ることがある。そのため、早い段階から対処することが重要だ。
ただし、対処の方法にも気を配る必要がある。ストーカーの感情を逆撫ですると、ストーカー行為をエスカレートさせる可能性があるためだ。
そこで本記事では、キャバ嬢に対するストーカー客のよくある行動パターンを取り上げ、それぞれの対処法について紹介する。
ストーカー被害で困った時の相談先についても紹介しているため、どこへ相談すればいいのかわからないという時にも役立つはずだ。
今すぐ確認して適切に対処しよう。
そもそもストーカーをしているお客は、自分がストーカーだと自覚せずに行動しているケースが多い。
また、キャバ嬢であるキャストの方でも、お客の行為がストーカーなのか、嫌がらせなのかを区別できず、過剰な反応を見せてしまい、相手を刺激してしまうことでストーカー行為がエスカレートしてしまうケースも少なくない。
このような状況を避け、被害を大きくしないためには、あなたがしっかりと「これはストーカー行為なんだ」という判断をして、ストーカー行為に応じた適切な対処を行うことが重要だ。
以下は、キャバ嬢に対するストーカー客のよくある行動パターンをまとめた表である。
キャバ嬢という職業柄、色恋営業は欠かせないだろう。
しかし、中には恋愛経験が少ないお客や、好みのキャバ嬢に恋愛感情を抱いてしまうお客がおり、キャバ嬢に好かれたいという思いから過剰な行動を取ることがある。
今大きな被害を受けていなくても、あなたの対応や行動次第で相手の態度が豹変してしまう可能性があるため、ストーカー行為を把握し、次章で紹介するストーカー行為に合った対処法を実践していただきたい。
キャバ嬢に対するストーカー行為は、一見大きな被害がないように見えるかもしれない。
しかし、どうか甘く考えず、爆弾の導火線に火がついている状態だと捉え、ストーカー客を怒らせず自分の身の安全を守る対処をしてほしい。
ストーカーを放置することでストーカー行為がエスカレートし、キャバ嬢を刺してしまうというようなケースも起こっているからだ。
そこでこの章では、ストーカー客のよくある行動パターンに応じた対処法を5つ紹介する。
ぜひ参考にして、間違った行動でストーカー行為をエスカレートさせないよう対処してほしい。
待ち伏せやつきまとい、プライベートの監視を行うストーカーは、ひとりになると危険だ。
ひとりでいる時を狙われ、襲われると、暴行や強制わいせつなど重大な犯罪につながりやすい。そのため、ストーカー客に待ち伏せやつきまとい、プライベートを監視するようなストーカー行為が見られたら、ひとりにならない行動で対処しよう。
具体的な行動としては、次が挙げられる。
仕事の前後は、特に待ち伏せやつきまといをされやすい。そのため、お店の送迎を利用するか、タクシーを利用して後を付けられにくい工夫をしよう。
送迎が無料のお店もあれば、1日500~3,000円ほどの送迎代がかかるお店もある。お金がかかってしまうので、送迎の利用を躊躇してしまう人もいるかもしれないが、送迎を利用するほうがひとりで帰宅するよりも襲われるリスクが低い。
ただし、すでに自宅がバレている場合、先回りされていることもあるかもしれない。送迎やタクシーを利用しても、ひとりになった隙を狙われる可能性があるため、ストーカー客に自宅を突き止められているというキャバ嬢は、一時的にホテルへ避難するのもひとつの対処法だ。
【待ち伏せ・つきまとい・プライベートの監視をされた場合に採るべき証拠】
待ち伏せやつきまとい、プライベートの監視をされたら、その記録や証拠を残しておこう。些細なことでも警察や弁護士へ相談する際の重要な証拠になるからだ。
待ち伏せ・つきまとい・プライベートの監視では、次のようなものが証拠になる。
思い出したり、残しておいたりするのは辛いかもしれないが、証拠があれば直接的な被害を伝えることができる。警察などへ相談に行った際にも緊急度が伝わりやすく、早々に対処してもらえる可能性もあるため、できる限り証拠を収集しておこう。
交際を要求する行為もストーカーの一種だ。もし、「付き合わないと、副業でキャバ嬢をしていることを会社にバラす」「付き合ってくれなければ怖い目に遭わす」といった交際の強要をされたら、まずははっきりと拒絶をしよう。
ポイントは、感情的にならず、一貫した態度で拒絶することだ。
色恋営業は、ストーカー客に誤解を与えるためすぐにやめるべきだが、今まで連絡を取れていたのに着信拒否やブロックしてしまうのはやめよう。突然連絡をやめたり、感情的になったりするなどの反応もストーカーの感情を逆撫でしてしまう可能性がある。
また、急に冷たい態度を取ったり、態度が変わったりすると、「どうしてわかってくれないんだ」とストーカー行為をエスカレートさせるかもしれない。無視されることで愛情が憎悪に変わり、なんとか自分のものにしようと暴行や強制わいせつなどの突拍子もない行動に出る可能性もある。
そのため、交際を要求される時は誤解される行動をやめ、「付き合うことはできない」と冷静かつ真剣に拒絶し、「今忙しくて連絡もできない」と連絡が取りづらいことも伝えてからスルーしよう。
【交際を要求された際に残しておきたい証拠】
どのような方法で交際を要求されるかによって、残せる証拠が変わってくるが、例えば、次のようなものが交際を要求するストーカー行為の証拠になる。
1度や2度ではなく、何度も交際を要求されるという場合や、何か弱みを握られて脅された上で交際を要求されるなどの行為が見られる場合は、全てのやりとりを細かく残しておこう。
しつこいLINEや着信で嫌な気持ちになっていたとしても、あなたは冷静に対処し、なるべく相手を刺激しない行動を取っていただきたい。
具体的には、以下のような行動で対処しよう。
しつこく連絡がある時は、まずストーカー客に対して、はっきり「嫌だ」と意思表示をしよう。適当に返事をしたり、無視したりすると、相手は「自分の気持ちをわかってほしい」という気持ちになり、より嫌がらせしてくる可能性があるからだ。
また、拒絶をしても「貢いだお金を返せ」「無視するな」などと逆上し、大量のLINEを送りつけてくることがある。そのようなケースでは、LINE内容には目を通さず画面キャプチャを取って証拠だけを残しておこう。着信や留守番電話も、相手の言い分に耳を傾けず、録音だけして無視し、あなたの心を守ろう。
【しつこいLINEや電話が来る場合に残しておきたい証拠】
しつこいLINEや電話連絡では、できる限り全てのやりとりを残しておくことが大事だ。
しつこいLINEや電話連絡は、1通目のメールや1回目の電話からメッセージや履歴画面のスクリーンショットを撮り、できる限りそのまま残しておこう。
SNSや匿名の掲示板などを使ったストーカー被害をされたら、まず2次被害を防ぐための行動を取ろう。
インターネットを使ったストーカー行為は、すぐに拡散されてしまい、広がってからでは取り返しがつかないことになるためだ。
2次被害を防ぐためには、直接的な連絡を遮断する行動よりも、上のようなプライバシーをしっかりと守る行動をとることが大事だ。
しっかりと証拠を残した上で情報の拡散を防ぎ、ストーカー被害を回避しよう。
【情報を拡散されたときに残しておきたい証拠】
情報の拡散をされた時には、次のような証拠を残しておこう。
見るのも辛い内容があるかもしれないが、投稿内容は消さないでほしい。しっかりと画面キャプチャを撮って残し、被害を相談する際に証拠として提出しよう。
「親しい友人しか知らない会話の内容を知っている」「つけられていないのに、行く先々にストーカー客が現れる」という時は、盗聴器やGPS機器が仕込まれていないか探して、盗み聞きや追跡をされない対処しよう。
盗聴器やGPS機器は、基本的にキャバ嬢であるあなたと行動を共にするようなものに仕込まれていることが多い。多くの場合、目視でも見つけられるため、くまなく探してみよう。
もし、目視で探しきれているか不安という場合は、GPS機器の発見器を使ったり、探偵などに依頼したりして徹底的に探すのもおすすめだ。
出典:楽天市場
上のような機器であれば、通販サイトで5,000円前後で購入できる。費用がかかるが、あなたが安心できる方法を選んで対処してほしい。
【盗聴器やGPS機器設置の場合に残しておきたい証拠】
盗聴器やGPS機器が見つかったら、実際の機器に加え、次のような証拠を残しておくことをおすすめする。
見るのも辛い内容があるかもしれないが、投稿内容は消さないでほしい。しっかりと画面キャプチャを撮って残し、被害を相談する際に証拠として提出しよう。
ここまでご紹介したストーカーの対処法を実践することで、一時的に被害を食い止められる可能性がある。
しかし、ストーカー自身は、ただキャバ嬢が好きなだけで自分がストーカーだとは気づいていないケースが多い。対処法を実践することで、更なるストーカー行為につながることもあるため、もしできる限りの対処をしてもストーカー行為が止まらない時は、警察や弁護士へ相談してほしい。
警察と弁護士のどちらへ相談すればいいのか迷う時は、次を参考にしよう。
以下で詳しく解説する。
すでに犯人がわかっており、ストーカー行為を裏付ける証拠も揃っている時や、身に危険を感じるような行動が見られる時は、すぐに警察に相談しよう。
証拠があれば、警察はすぐに捜査したり、犯人に対して警告をしたり、積極的に動くことができる。
また、緊急度が高い時は迷わず110番通報しよう。通報することであなたがいる場所を警察が把握し、事件性があればすぐに駆けつけてくれるため、犯人を捕まえることができる。
仮に、逮捕に至らなくても、通報することで警察に記録が残るので、ストーカー被害について警察へ相談する際も被害状況を理解してもらいやすくなる。
そのため、犯人が特定でき、十分な証拠を用意できている時や、危険を感じるほどのストーカー行為がみられる時は、すぐに警察へ相談もしくは通報をしよう。
警察に相談したものの、「すぐには動けない」「パトロール強化の対応しかできない」など、具体的な対応が難しいと言われたり、犯人だと言える証拠や被害状況がわかる証拠が揃っていない時は、弁護士に相談しよう。
弁護士は、警察のように身の安全を守る対応はできないが、あなたの状況を詳しく聞き、警察へ支援要請を行ってくれる。ストーカーの特定に必要な証拠集めのアドバイスやサポートのほか、犯人が特定できれば警告文の送付なども行なってくれるため、ストーカー客を牽制することが可能だ。
警察は、犯人や被害状況がわからない状態では直接的な対応ができない。誤認逮捕をしないためにも、犯人とわかる決定的な証拠や十分な証拠が必要になる。
そのため、「警察に動いてもらえない」「犯人がわからない」「十分な証拠がない」という場合には、ぜひ弁護士へ相談してほしい。
前章で、弁護士に相談しようという話をしたが、実際にストーカーされて困っているのであれば、ぜひ弊所グラディアトル法律事務所へ相談してほしい。
詳しくは後述するが、キャバクラ店や風俗店の顧問弁護士を務める弊所は、ナイトビジネスにおけるトラブルを1,000件以上解決してきた実績があり、ストーカーも状況に応じた対応が可能だ。
「どの弁護士事務所へ相談すればいいのかわからない」「悩みを聞いて、ベストな対処をしてほしい」という人は、ぜひこのまま読み進めて弊所への相談を検討していただきたい。
結論から言うと、弊所へ相談していただくメリットとしては、次の5つが挙げられる。
ナイトビジネスにおけるトラブルの解決実績については先述の通りだが、弊所は、ただノウハウや経験に基づいて解決へ導くだけではない。
不安な時や困った時に、あなたに寄り添った対応を心がけているところが大きな持ち味である。
例えば、相談する際のスタッフだ。辛いストーカー被害のあとでは、男性に対して不信感や恐怖心を覚えてしまうこともあるだろう。被害状況について細かな部分までヒアリングするとなると、男性スタッフでは話しづらいこともあると思う。
そのため、弊所ではあなたの気持ちが少しでも楽になるよう、女性スタッフが同席し、あなたに寄り添った対応を行なっている。
また、弁護士に対してハードルを感じてしまう人は多いが、弊所では思い立った時に気軽に相談できるようLINEやお問合せフォームを用意し、24時間相談可能だ。全国に対応しており、出張なども行っているので、キャバ嬢に対するストーカーで不安があるのであれば、ぜひ弊所を頼っていただきたい。
「相談したところで、どんな対処をしてくれるのか?」が気になるところだろう。
弊所では、お客のストーカー行為に対して具体的に以下のような対応を行なっている。
多くのトラブルを解決してきたからこそ、どのような証拠があると警察に動いてもらいやすいのかを踏まえた証拠収集のアドバイスが可能だ。
警察へ相談に行く際には同行し、一緒に被害状況の説明をさせていただくこともできるので、ひとりで警察へ行くのは不安だという時もぜひ頼ってほしい。
警察で対応してもらえなくても、犯人がわかっている場合には、弁護士からストーカー行為に対する警告文を送付することもできる。
あなたの力になれることはたくさんあるので、どうかひとりで悩まず、弊所へ気軽に相談していただきたい。
キャバ嬢に対するストーカー行為の中には、そこまで脅威的に感じることがないケースもある。しかし、ストーカー客はいつ態度を豹変させるかわからない。
対処方法を間違えれば、ストーカー行為をエスカレートさせてしまう可能性もあるため、ストーカー客の行動パターンに応じて適切に対処できるよう、最後にもう一度おさらいしよう。
ストーカー客の行動パターンに応じた対処を行う際には、被害にあった日やあなたが取った行動、犯人の情報や被害状況がわかる写真や画面キャプチャなど、可能な限り証拠を残しておこう。
ただ、残念ながら、どれだけ対処をしても一向にストーカー行為をやめないお客がいる。そのような時は、警察や弁護士に相談しよう
どちらに相談すべきか迷った時は、以下を参考にしてほしい。
ストーカー行為で身に危険を感じるほどの状況や、すでに犯人がわかっており、証拠も揃っている場合は、警察へ相談しよう。
逆に、身の危険を感じない時や、犯人がわからない時、証拠が揃っていない場合には、警察へ相談しても具体的な対処をしてもらえない可能性が高い。そのため、まずは弁護士に相談してサポートしてもらいながら、警察に動いてもらうための情報収集をしよう。
ナイトビジネスを得意とする弊所でも、ストーカーを解決してきた実績がある。
今ストーカー客に悩まされているというキャバ嬢は、ひとりで悩まず、ぜひ弊所へ相談してほしい。