「#賞品ランボルギーニ未譲渡」がtwitterのトレンド入りをした。
東京MXテレビ「欲望の塊」に出演し,優勝した歌舞伎町のホストが,優勝商品であった高級車ランボルギーニを放送終了後1年近くたった未だにもらえていないという事件について,「欲望の塊」の企画会社の担当者が自殺してしまったことが原因と思われる。
MX番組の企画担当会社員が自殺か 高級車賞品トラブル
東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)が昨年1~3月に放送したバラエティー番組で、優勝から約1年を経ても優勝者に賞品の高級車が渡されていない問題で、番組の企画会社の担当者の男性が24日、福岡市西区で自殺したとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、男性は車内で見つかった。事件性はないとみられるという。
番組はホストクラブ勤務の男性を集め、相撲やクイズ、ばば抜きなどで競い、優勝すると「2千万円相当の超高級スーパーカー」がもらえるという内容。優勝者の男性は、番組に参加するため約150万円を支払っていた。
MXテレビは、番組の企画・制作は外部とした上で「現在、事実関係を確認中」としている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000029-asahi-soci
まず,企画会社についてだ。
→詐欺罪に該当する可能性がある!
刑法246条1項 人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2項 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。
→ 嘘をついてランボルギーニの引渡しを免れて,不法な利益を得た。
刑法246条2項に該当する可能性!
次に,東京MXテレビについて。
東京MXテレビ被害者であるホストとの契約関係がない。
そのため,企画会社と共謀してホストを騙すようなことがなければ法的責任はない。
東京MXテレビも,放送責任を認め謝罪しているという。
ただ,放送責任というあいまいな言葉責任を認めているものの,損害賠償義務等の法的責任については言及していない。