ニュース内容
袋井署は21日、詐欺未遂の疑いで袋井市泉町、会社員の男(31)を逮捕した。
2020/3/22 07:49 静岡新聞
逮捕容疑は同日午前10時40分ごろ、森町の農業男性(72)に対し、日本WHO協会職員になりすまし、「この辺りでコロナウイルスの患者が出たので1軒1軒調べている」などとうそを言い、検査費用の名目で男性から現金をだまし取ろうとした疑い。
同署によると、不審に思った男性が森町役場を通じて同署に通報。署員が男性宅付近にいた容疑者を発見した。
弁護士からのコメント
今回のニュースは、日本WHO協会職員になりすまし、、検査費用の名目で男性から現金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで逮捕されたというものです。
新型コロナウイルスに便乗した詐欺は、感染拡大に伴い、増加の一途をたどっています。
つい先日も、下記にあるようコロナ感染を装った特殊詐欺の電話が横行しているとのニュースがありました。
そして、今回や上記のニュースのように現状は単純にコロナ感染をした・コロナ感染があったという手口ですが、今後は手口の巧妙化が想定されるので、より注意が必要です。
手口として、特に政府が決定した対策に便乗することが予想されるので、決定された対策に関する話については気をつけましょう。
たとえば給付金対策を決定したなら、給付金を受け取る手続に必要などと騙して詐欺が行われることが考えられます。
他方、減税対策を決定したなら、還付金が戻ってくるからなどと装って詐欺が行われるかもしれません。
このように詐欺師は、ターゲットを騙しやすい手口を考えて詐欺を行う習性にあります。
ですので、知らない者からの新型コロナウイルスにまつわる話については、自らで判断・対応しようとせず、必ず関係機関に問い合わせましょう。
なお、新型コロナに関連する詐欺を含め、最新の詐欺の種類や手口、ニュースなどについてまとめたページがありますので、よければご参照ください。
最後に、コロナ詐欺に遭ったかもと思った際には、遠慮なく当事務所にご相談ください。