ニュース内容
インターネットの通販サイトの会員になると、安く買い物ができるなどと偽って金を騙し取っていた疑いで、男女2人が10日逮捕されました。被害は1300万円近くにのぼるとみられています。
2020/03/12 16:42 CBC NEWS(CBCニュース)より一部抜粋
容疑者らは去年3月、埼玉県内の路上で男子大学生に対し、インターネットの会員制通販サイトについて、「会員になると安く買い物ができる」などと嘘を言い、1万円をだまし取った詐欺などの疑いがもたれています。
2人は容疑を否認していますが、関東地方を中心に去年1月からの1年間で約1300万円を売り上げていたとみられ、警察は通販サイトの実態についても調べるとともに、他に指示役がいるとみて捜査しています。(12日16:47)
弁護士からのコメント
今回のニュースは、インターネットの通販サイトの会員になると、安く買い物ができるなどと偽って金を騙し取っていたとして、詐欺の疑いで逮捕されたというものです。
このような、いわば「会員勧誘詐欺」「通販サイト詐欺」といえる詐欺は、従前から行われています。
「会員勧誘詐欺」「通販サイト詐欺」の手口としては、一般に下記のようなものが多く見受けられます。
まず騙すためにホームページやアプリ等を作成しておき、会員になれば会員専用ページから、一般価格より安価な会員価格で商品やサービスを提供できると勧誘します。
その際のホームページに掲載している商品やサービスは、「この商品やサービスが割引されるなんて」と話に乗ってきやすいよう魅力的なものを用意して演出します。
そして、会員になる費用や手数料などは比較的少額に設定し、その金額を騙し取ります。
比較的少額にする理由は、そもそも多くの人間から騙し取ること及び詐欺の発覚を遅れさせることを目的としているからです。
逆にいえば、高額となれば勧誘話自体に乗ってこないことに加え、乗ってきたとしても不審な点があれば警察や弁護士に相談され、詐欺であることがすぐに発覚される可能性が高いからです。
その後、会員になった後、いざ会員価格で買おうとすると売り切れや入荷待ちなどとして、結果購入することがなかなかできないことが多いでしょう。
この点、被害者とすれば会員になる費用が比較的少額であったことを思い出し、多くの会員がいるがゆえに売り切れや入荷待ちなどがあっても仕方なく、まさか詐欺ではないだろうと考えます。
他方、詐欺師からすれば、上記のように被害者が考えることは見越しており、その分詐欺の発覚が免れ、発覚されるまで詐欺を続けることができます。
なお実際はそもそも商品やサービスを用意していないことが多く、売り切れや入荷待ちなどとごまかしているだけがほとんどでしょう。
このように「会員勧誘詐欺」「通販サイト詐欺」は、虚偽のホームページやアプリ等を用意し、比較的少額ではあるものの多くの人間から会員費用や手数料などを騙し取ろうとします。
「会員勧誘詐欺」「通販サイト詐欺」に遭わない対策としては、ホームページやアプリに出ているサイト名などをインターネットで検索しましょう。
もし真実であれば、それだけ魅力的な商品やサービスを安価に購入できるということになりますので、様々なクチコミや評判などが検索結果にあらわれるはずです。
一方、詐欺であれば、何も検索結果にあらわれないか、場合によっては詐欺であるとのクチコミが出てくるでしょう。
上記の検索結果であった場合には、もちろん手を出さないようにすべきです。
最後に「会員勧誘詐欺」「通販サイト詐欺」に遭ったかもと思った際には、遠慮なく当事務所にご相談ください。