ニュース内容
マスク不足につけこむ詐欺事件です。新型コロナウイルス拡大の影響でマスク不足が続く中、北海道釧路市の男性がマスクの販売業者を装った詐欺メールをきっかけにクレジットカード情報を盗まれ、不正利用されていたことが分かりました。
3/10(火)17:13 札幌テレビ放送
今月5日、北海道釧路市に住む40代男性のもとに「マスク1箱50枚を600円で販売。1人3箱まで」などの内容のメールが届きました。男性はマスクを買うため、メールに書かれたURLをクリックしてクレジットカード情報を入力しましたがマスクは届かず、2日後にブランド品のバッグなどおよそ16万円分の不正利用が確認されました。警察は今後もマスク不足に乗じた同様の詐欺の増加が予想されるとして注意を呼びかけています。
弁護士からのコメント
今回のニュースは、マスクの販売業者を装った詐欺メールをきっかけにクレジットカード情報を盗まれ、不正利用されたというものです。
そして今回のニュースは、現在マスク不足から転売についても問題になっている中、新型コロナウイルスに便乗した詐欺(コロナ詐欺)において、マスク販売詐欺という手口でフィッシング詐欺が行われたといえるでしょう。
新型コロナウイルスに便乗して行われている詐欺(コロナ詐欺)については、あわせて下記もご覧ください。
今回のニュースを解説すると、マスク販売業者としてURLが記載されたメールが、そもそもクレジットカード情報を詐取するために作られたフィッシング詐欺のメールということです。
フィッシング詐欺においては、金銭を騙し取ることが目的ではなく、今回のクレジットカード情報など個人情報を詐取することが目的です。
詐欺師は、詐取した個人情報をもとに今回のように不正利用を行ったり、情報自体を販売したりすることで金銭などの利益を得ます。
ですので、届いたメールやメッセージに対しては安易にクリックせず、まずは名乗っている業者の名前をインターネット上で検索するなどして、本当に存在する業者で実際にメールやメッセージを送ったかどうか確認しましょう。
なお、クレジットカードの不正利用については、チャージバックにより救済されることもあります。
チャージバックによる救済については、下記ページで解説しておりますのでご参照ください。
最後にコロナ詐欺被害に遭ったかもと思った際には、遠慮なく当事務所にご相談ください。