【11の具体例】違法アップロードで犯罪になるケースと検挙リスク

弁護士 若林翔
2023年08月04日更新

「違法アップロードかもしれないけれど、たくさんの人が見てくれるから嬉しい!」
「違法アップロードでも、見れなかった人に感謝されている」
「再生数が伸びれば、広告収入で稼げるから違法アップロードはやめられない!」

このような気持ちで、違法アップロードをしていないでしょうか。

違法アップロードとは、簡単に言うと、他人の作品などを無断でインターネットへアップロードする行為のことを言います。

違法アップロードとは?

音楽やアニメ、書籍など、ありとあらゆる物に著作権があり、その全てが保護されているため、他人の著作物を勝手にインターネット上へアップロードしてしまうと、それは違法アップロードです。

また、違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードをしたり、視聴・閲覧するのもアウトです。ケースとしてはまれですが、逮捕リスクがないわけではありません。実際、逮捕されたケースもあります。

しかし、今、逮捕や損害賠償請求などをされていないと実感も湧きづらいですよね。

「どうせバレない」

「バレていないなら、違法アップロードコンテンツを放置したままでも大丈夫だろう」

と思っている人もいるかもしれませんが、著作権法を甘く見てはいけません。

本記事の「暮らしの身近にある違法アップロードに該当するケース11例 」でも紹介しますが、「これくらいなら許されるだろう」と甘く見積もっていた人が違法アップロードで逮捕されたり、約5億円もの損害賠償を請求されたりするケースが実際に起こっています

ただ、バレるリスクが大きいとはいえ、どのような行為が違法アップロードになるのか、よくわかっていないという人もいるでしょう。

そこで今回は、暮らしに身近な違法アップロードの事例を取り上げ、なぜ違法なのかを詳しく解説します。

違法アップロードの記事を読むと分かること

これから紹介する違法アップロードになるケースを見て、知らずに違法アップロードをしていたという場合でも、焦ったり、不安になったりする必要はありません。

本記事で紹介する対処を行えば、逮捕や損害賠償請求をされるという未来を回避し、これまで通りの生活を送れるようになるため、今すぐ対処をしましょう。

 

目次

違法アップロードとは「著作権者に無断でインターネット上にアップロードすること」

違法アップロードとは、著作者(クリエイターなど)の許可なく、ブログやSNSなどのインターネット上に作品やコンテンツをアップロードすることです。

一口に、違法アップロードといってもさまざまなものがあります。

そこでこの章では、違法アップロードを知るうえで押さえておくべき基本的な概要を紹介します。

違法アップロードに該当するものは「全ての著作物」

違法アップロードの対象は、次に該当する全ての著作物です。

著作物の一例

「ブログで紹介しよう」「SNSに投稿して友達にシェアしよう」という個人や身近な人と楽しむ範囲であっても、上記に該当するものは全て、インターネット上にあげた時点でアウトです。

違法アップロードと知りながらダウンロードや閲覧・視聴するのもアウト!

違法アップロードが違法なのは周知の通りですが、違法アップロードと知っていてダウンロードをしたり、閲覧・視聴したりするのも違法です。

これまで、違法ダウンロードの対象は、音楽と映像だけでした。

しかし、違法ダウンロード行為による被害の深刻さが増し、2021年1月の法改正で著作権に関する法律が厳格化されています。

現在は紹介した通り、漫画や小説、コンピュータ・プログラムといったあらゆるものが著作物として保護されている状況です。

知識をアップデートしないまま、違法アップロードと知りながら違法にダウンロードしたり、閲覧・視聴をしてしまうと、逮捕や損害賠償請求をされる可能性があります。

違法?合法?著作物を見分けるポイントとなるマーク
※出典:一般社団法人日本レコード協会「知っておきたいエルマーク
※出典:一般社団法人日本音楽著作権協会「「音楽をつかう人」の窓口
※出典:一般社団法人電子出版制作・流通協議会「ABJマークとは
※出典:Google「チャンネルの認証バッジ

 

暮らしの身近にある違法アップロードに該当するケース11例

「面白いアニメを見つけたから、TikTokで友達にシェアしよう!」
「自分がYouTubeに投稿しようとしている動画にぴったりの曲を見つけたら、BGMとして使おう!」

このような日常の些細な行動も、実は違法アップロードです。

違法だと認識しながら違法アップロードをしているケースはもちろん、違法と知らずにアップロードをしていた場合も、逮捕や損害賠償請求の対象となってしまいます。

この章では、暮らしの身近にある違法アップロードについて、具体的な事例を取り上げながら紹介していきます。

意図せず違法行為をしていないか、再確認しましょう。


【暮らしの身近にある違法アップロードに該当するケース】

  ・ファイル共有ソフトを介して友人からアニメの録画データを受け取った

音楽CDの音楽をYouTube動画のBGMに使用した

好きなアーティストの歌詞をTwitterに投稿した

ホームページに掲載してしまったがアクセスは0だった

原著作物に手を加えたものをアップロードした

ダウンロードした漫画を自分のSNSやブログ、さらには自分のYouTubeアカウントで再配信した

子どもが描いたアニメのキャラクターの絵をネットに掲載した

好きなアーティストの歌を自分で歌って個人ブログに投稿した

TikTokでアニメやドラマの無断転載・切り抜き動画を投稿した

ゲーム実況動画をSNSへ投稿した


 

ファイル共有ソフトを介して友人からアニメの録画データを受け取った

ファイル共有ソフトを使った共有は違法アップロードの一種

ファイル共有ソフトを使ったファイルの共有は、意図しない形で違法アップロードしている可能性があります。

トレントやShare(シェア)をはじめとしたファイル共有ソフトは、同じファイル共有ソフトを利用する人とネットワーク上でつながり、ファイルを共有するP2P方式を採用したソフトウェアです。

不特定多数の人とファイルが共有され、あなたの持っているファイルが欲しい人がいればダウンロードされてまい、あなたがアップロードしたことになります。

ファイル共有ソフトが違法になる仕組み

あなたは、友人からファイルを受け取った(ダウンロードした)だけかもしれませんが、知らない間にアップロードしている可能性があります。

ファイル共有ソフトをアンインストールし、ダウンロードしたファイルは削除しておきましょう。

ファイル共有ソフトの仕組みや逮捕のリスクについては、以下でも詳しく解説しています。あわせて確認し、逮捕などのリスクを回避しましょう。

トレントはダウンロードのみも違法!バレる仕組みやリスク回避法紹介

トレントは逮捕されないはデマ!逮捕事例と逮捕を避ける方法を解説

 

音楽CDの音楽をYouTube動画のBGMに使用した

直接的な利益につながらなくても違法アップロードに該当

YouTube動画を投稿する際、音楽CDの音楽をBGMとして使用し、広く情報を発信するインターネット上に公開した時点で違法アップロードです。

実際に、人気YouTuberが複数のアーティストの楽曲50曲を無断で使用していたということで、日本円で約1,500万円もの支払いと差し止めの訴訟を起こされています。

楽曲がコンテンツの直接的な利益に結びついていなくても、BGMも動画の一要素であることから、その罪は大きいと判断されたようです。

音楽に限ったことではありませんが、著作物をホームページへ掲載した場合、サーバにアップロードした段階で公衆送信権(有線・無線問わず、著作物を公衆に対して送信することに関する権利)が働きます。

単なるBGMであっても、無断使用した場合は違法アップロードに該当し、重い罪となる可能性があるため、無断で使用している場合は、すぐに削除しましょう。

好きなアーティストの歌詞をTwitterに投稿した

歌詞のアップロードも著作権法違反に該当

歌詞もインターネットで紹介すると違法アップロードに該当する可能性があります。内容によりますが、Twitterで見かける「歌詞bot」のような投稿も、法律の観点から言うと基本的にはアウトです。

音楽は、楽曲だけでなく、作詞にも著作権があるからです。歌詞をSNS上でシェアしたり、リンクを貼ったりする行為も違法アップロードをしていることになります。

歌詞をシェアしたい場合は、JASRACをはじめとした著作権管理団体の許諾を受けて運営しているサイトのものを利用するようにしましょう。

ホームページに掲載してしまったがアクセスは0だった

アクセス数に関わらずアップロードはアウト

違法アップロードは、インターネット上にアップした時点でアウトです。 

仮にアクセス数が0で、誰にも見られたり、ダウンロードされたりしていなかったとしても、罪に問われる可能性があります。

違法だと分かった時点で、すぐに削除しましょう。

原著作物に手を加えたものをアップロードした

二次的著作物も著作権者の許可がなければアウト

アニメの一部分を切り取り、加工したものをアップロードした場合も、アップロードをする際は、加工前の著作権者の許可が必要です。

著作者に許可なくアップロードした場合は、二次的著作物の違法アップロードに該当します。

原著作物に手を加えてアップロードしたものの代表格が、YouTubeなどで見かける「ファスト映画(1本の長編映画を10分程度に短縮・編集した動画)」です。

実際、計54作品のファスト映画を無断で投稿し、再生回数1,000万回以上、約700万円もの広告収入を得た男女2人に対し、著作権侵害で約5億円もの賠償を命じる判決が出ています。

※出典:読売新聞オンラインの社説(2022年12月11日)

著作物に勝手に手を加えたものをアップロードすることで、著作者人格権の同一性保持権(著作物のタイトルや内容を改変されない権利)も侵害していることになります。

また、アニメや漫画などの考察・ネタバレ動画も、引用の範囲を超えてセリフや映像を紹介すると、違法アップロードに該当する可能性があります。

違法アップロードの罪だけでは済まされず、巨額の賠償金を請求される可能性があるため、心当たりのあるコンテンツがあれば、すぐに削除するようにしてください。

 

友人や同じ社内の人間だけが閲覧できる状態でアップロードした

見る人を限定しても違法アップロードに該当

パスワードを設定して見る人を限定したとしても、「公衆送信権」等の侵害に該当し、違法アップロードの罪に問われる可能性があります。

 

ダウンロードした漫画を自分のSNSやブログ、さらには自分のYouTubeアカウントで再配信した

著作物の再配信は公衆送信権の侵害

出版社などが運営するサイトから合法的に漫画をダウンロードするのは、違法ではありません。しかし、それをブログやSNSなどで再配布してしまうと、公衆送信権侵害に該当します。

実際、少し古い事件ですが、YouTubeへ「ONE PIECE」を初めとした人気漫画を約118作品も投稿した中学生が逮捕されています。

「多くの人を喜ばせている」「広告収入を得られる」などの理由で投稿している人がいるかもしれませんが、それは単なる自己満足に過ぎません。

人気の漫画やアニメほど、再生数を稼ぎやすいため、その分、逮捕や訴訟されたときのダメージも大きくなります。絶対に投稿しないでください

すでに投稿している場合は、今以上の被害拡大を防ぐため、削除するようにしましょう。

 

子どもが描いたアニメのキャラクターの絵をネットに掲載した

子供が描いた絵でもキャラクターは違法アップロードになる

子どもが描いた絵であっても、キャラクターの場合は投稿に注意が必要です。

アニメのキャラクターを模写した作品は、多少形や色合いが違っても同じと思われるものは、「作品のコピーを作った」と捉えられてしまうためです。

模写やトレース(敷き写し)は、基本的に違法アップロードになる可能性があります。

ただし、一部、ガイドラインを守ることで二次創作を認めているケースもあるため、投稿する前にイラスト等に関するガイドラインがないかを確認するようにしましょう。

▼例

・初音ミク/巡音ルカなど:ピアプロ・キャラクター・ライセンス

・霧雨魔理沙/博麗霊夢など:東方Projectの二次創作ガイドライン

もしガイドラインが見つけられなければ、投稿自体を控えるのが賢明です。

 

好きなアーティストの歌を自分で歌って個人ブログに投稿した

「歌ってみた動画」は違法アップロード

個人的に楽しむことが目的であっても、インターネット上へ投稿した時点で違法アップロードの対象になります。

You Tubeやニコニコ動画などの一部のサイトで「歌ってみた動画」などがみられますが、これは日本音楽著作権協会(JASRAC)が管理する楽曲を利用できる契約を結んでいるからです。

契約を提携しているYouTubeやニコニコ動画であれば、JASRACが管理する楽曲を演奏したり、歌ったりした動画を投稿することができますが、それ以外では違法アップロードになる可能性があります。

他でやっているからという理由で、個人ブログや協会と提携していないサイトへ投稿しないようにしましょう。

なお、JASRACが管理するのは主に日本の音楽です。海外の楽曲は対象外となっている場合があるため、楽曲によっては違法アップロードとなる可能性があります。

 

TikTokでアニメやドラマの無断転載・切り抜き動画を投稿した

tiktokで音楽以外の動画を上げると違法アップロードになることもある

音楽がOKだからといって、アニメや映画などの投稿もOKというわけではありません。

アニメや映画、ドラマなどには対応していないため、切り抜きなどを投稿すると違法アップロードに該当する可能性があります。

実際に逮捕されたというニュースは見聞きしませんが、著作権侵害の恐れがあるコンテンツに関しては、「著作権侵害報告」で通報されて違反宣告が届くことになります。

著作権侵害で3回警告されると、アカウントは永久に削除されるため、注意が必要です。

TikTokも、YouTubeなどと同じでJASRACと提携しているので、協会が管理する楽曲の利用は可能ですがアニメや映画などは原則NGです。

 

ゲーム実況動画をSNSへ投稿した

ゲーム内の映像なども違法アップロードになりうる

ゲームのソフトウェアだけでなく、ゲーム内の映像・画像・音楽などを無断でアップロードすることも違法アップロードになる可能性があります。

実際、ゲーム実況で「あらすじ」や「結末」のネタバレをしたという理由で逮捕者が出ています。

※出典:産経新聞『ネタバレの「ゲーム実況」で初の逮捕者 若年層の「タイパ」重視を背景に暴走か』(2023年5月24日)

「YouTubeでゲーム実況の動画を見かけるのに、逮捕されるの?」

これは、ガイドラインを遵守することでゲーム実況等の配信や投稿を認められているだけです。全てのゲームが認められているわけではなく、一部のタイトルのみしか認められていません。

▼例

任天堂のガイドライン

ソニー・インタラクティブエンタテイメントのガイドライン

Minecraftのガイドライン

Apex legendsのガイドライン

ゲーム実況や配信をする場合は、ゲーム会社だけでなく、販売元などのHPなども確認し、タイトル(ゲームソフト)ごとに個別のガイドラインがないかを確認するようにしましょう。

 

違法アップロードにおける刑事事件の罰則と民事事件のリスク

ここまで、違法アップロードになるケースを見てきました。

実際にあなたが違法アップロードをしてしまうと、違反行為に対して次のようなペナルティを受けることになります。

違法アップロードと刑事事件・民事事件

 

刑事責任|10年以下の懲役/1,000万円以下の罰金/両方

違法アップロードで著作権者から訴えられ、刑事事件化した場合、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金もしくはその両方が課せられます。

また、逮捕・起訴されると、前科がついてしまいます。前科がつくと、就職や海外旅行などにも影響がある可能性もあるのです。

例えば、就職の際には、賞罰歴へ記載しなければなりません。すでに勤めている人は、会社の規則によっては、解雇される可能性もあるでしょう。

また、海外旅行の際、入国のときに前科の申告を求められることがあり、渡航先の入国許可基準によっては入国できないケースもあります。

民事責任|損害賠償請求

違法アップロードで刑事事件化しなかったとしても、著作権者から損害賠償請求をされる可能性があります。

違法アップロードの期間や本数、違法ダウンロードされた件数などによって、損害賠償請求は変わりますが、漫画や映画、アニメなどは、人気タイトルほど高額な賠償額になることが予想されます。

損害賠償請求の算定方法は複数ありますが、ここでは、ライセンス料相当額を損害額として請求する算定方法を例に見てみましょう。

損害賠償金額の算定例

ライセンス料相当額を基準とした算定方法では、仮に実際の損害額が小額であったとしても損害賠償を減額させることができません。

数千万円や数億円になる可能性もあり、1人では到底支払うことができない金額を請求されるリスクもあるのです。

実際「暮らしの身近にある違法アップロードに該当するケース11例 」でもお伝えしたとおり、バレたときに巨額の損害賠償請求をされている方もいます。

「みんなやっている」「これくらいなら大丈夫だろう」という甘い考えは、危険です。高額な損害賠償を請求され、これまでのような生活を送れなくなる可能性があります。

無職や学生では払ない金額が請求される
※出典:警視庁「特集II:安全・安心で責任あるサイバー市民社会の実現を目指して」(図-3 犯行時における被疑者の職業について)

 

違法アップロードの時効|民事・刑事別に解説

違法アップロードの罰則について見てきましたが、違法アップロードには、時効があります。

民事・刑事事件に加え、それぞれのケースによって、時効が異なります。主な内容と時効年数は、次のとおりです。

違法アップロードの民事・刑事の時効
※出典:民法第724条
※出典:刑事訴訟法第250条4項

民事事件では、違法な行為を知らなければ20年、刑事事件では、犯人を特定できなかった場合、7年が時効です。

一方民事では、違法な行為がバレていれば3年、バレていなくても最大20年も不安な日々を過ごすことになる可能性があります。

 

【油断できない】検挙数は多くないが違法アップロードは摘発されやすい!

違法アップロード摘発

違法ダウンロードの時効について紹介しましたが、時効までに訴えられる可能性がどれくらいなのかが気になるところだと思います。

結論から言うと、違法アップロードによる検挙件数は、多くありません。

その大きな理由としては、次の2つが考えられます。

・親告罪(著作者の訴えが必要)であること
・時効があること

違法アップロードは、著作権侵害の行為に該当します。以下は、その著作権侵害の検挙数をまとめた表です。

過去10年間における著作権侵害事犯の検挙事件数の推移
※出典:警視庁「令和4年における生活経済事犯の検挙状況等について」(図表21 過去10年間における著作権侵害事犯の検挙事件数の推移)

著作権侵害事件の検挙数は、年間100〜280件ほどです。そのうち、インターネットを利用した事件が毎年8割以上で、単純計算で2〜3日に1件ほどのペースで検挙されています。

「年間100〜280件程度か」と思うかもしれませんが、甘く見積もるのは危険です。

違法アップロードは、放っておくほど被害が拡大するため、ある日突然一斉摘発されるリスクが高いからです。

実際、警察はインターネット犯罪の対策を強化しており、違法アップロードで一斉摘発されるケースも増えています。

特に、トレントをはじめとしたP2P方式のファイル共有ソフトを使った違法アップロードは、調査ソフトがあり、簡単に発信元を特定できるため、近年、逮捕事例が増えています。

トレントによる逮捕リスクについて、「トレントが逮捕されないのはデマ!逮捕事例と逮捕を避ける方法を解説」でも詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。

トレントは逮捕されないはデマ!逮捕事例と逮捕を避ける方法を解説

 

違法アップロードをしてしまった人が今すぐすべき対処法2つ

逮捕されて前科がついたり、民事訴訟で巨額の損害賠償を請求されたりするのは避けたいですよね。

ここまでを見てきて、もし違法アップロードをしてしまっていたら、今すぐ最悪の未来を防ぐ行動を取るべきです。

具体的には、次の2つが挙げられます。

違法アップロードをしてしまった人が今すぐすべき対処法2つ

すでに違法アップロードをしていたとしても今からでもできることはあります

民事・刑事のリスクや実際の検挙数を見て、不安を感じているのであれば、放置するのではなく、これから紹介する対処法を今すぐ実践してください。

違法アップロードしているデータをすぐに削除する

まず、違法アップロードしていたデータは、すぐに削除をしてください。

削除したから、違法アップロードの件はお咎めなしになるというわけではありませんが、違法アップロードについては親告罪が基本です。

著作者の判断次第となりますが、削除をして被害が拡大しないように対策を講じた点を評価され、刑事罰に発展しない可能性があります。

違法アップロードだったと気がついた時点で、被害拡大をしない行動を取りましょう。

違法アップロードが事実で法律に問われているときはすぐに弁護士へ相談する

法律に問われるような状況まで発展しているのであれば、すぐに弁護士へ相談しましょう。

早く弁護士へ相談することで、損害賠償や逮捕されないための交渉を進めることができ、示談による解決を期待できるからです。

先述の通り、示談金で解決すれば、逮捕リスクを回避し、解決金を大きく抑えることができます。具体的には、以下のようなケースに当てはまる場合、弁護士へ相談すべきです。

・開示請求が届いた

・著作者から告訴された

・違法アップロードをした

・ファイル共有ソフトを使って違法ダウンロードをした

特に「開示請求が届いた」「著作者から告訴された」のケースでは、告訴が受理されると、捜査機関の本格的な捜査が始まってしまいます。

誤った行動を取らないためにも、弁護士へ相談して、今後の行動についてアドバイスをもらうようにしましょう。

 

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まとめ

違法アップロードは、私的目的であれ、他人の著作物をインターネット上へアップロードするだけでアウトです。

「これくらいなら許されるだろう」

「他の人もやっているから」

このような理由は通用せず、著作権者に告訴されれば、逮捕されるリスクがあります。

仮に逮捕されなかったとしても、民事事件化されると、高額な損害賠償請求をされる可能性もあり、大きな代償を支払うことになるかもしれません。

もし違法ダウンロードが事実であれば、次の行動を取ることが大切です。

違法アップロードをしてしまった人が今すぐすべき対処法2つ

違法アップロードで捜査が進んでいる場合、経験に基づいた交渉でスピーディーに解決することが鍵となります。

グラディアトル法律事務所では、トレントをはじめとした違法アップロード・違法ダウンロードの事案を200件以上解決してきました。その全てを示談で解決し、逮捕回避率は100%(2023年7月時点)です。

告訴状や開示請求が届き、逮捕されそうという方でも、グラディアトル法律事務所へ相談いただければ、ただあなたを守るだけでなく、攻めの提案で解決へと導きます。

違法アップロードのトラブルでお困りの人は、ぜひグラディアトル法律事務所までご連絡ください。

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。 東京弁護士会所属(登録番号:50133) 男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。

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