- 恋人が撮った性的な動画を別れた後にアダルトサイト・エロサイトにUPされてしまった。
- 知らぬ間に盗撮されていた性行為中の動画がFC2動画で販売されてしまった。
- パパ活相手が自分で楽しむだけと言っていたのに。。
- 風俗店での盗撮動画が売られていた。
- 出会い系サイトで出会った人に送ってしまった裸の画像・動画がTwitterで拡散されてしまった。
- 身バレしないと言われて出演した同人AVが拡散されている。
性行為の動画や裸の写真がネットに流出してしまい、彼氏、家族、職場や友人にバレないか不安だ。生きた心地がしない。
一刻も早く、流出したリベンジポルノ動画や画像を削除したい。
このような相談が増えてきています。
多くのアダルトサイトでは、動画の削除が可能です!
すぐに弁護士に相談してください。
近年、スマートフォンによる動画機能の向上や、カメラの小型化・高性能化が進んだこともあり、リベンジポルノや盗撮動画等、自身の性的な動画や画像がアダルトサイト・エロサイトにアップロードされてしまうという被害相談が増えてきています。
リベンジポルノなどの性的な動画・画像のインターネット上の流出については、一度、拡散されてしまうと、それを保存した人が再度アップロードしてしまい完全な消去が難しいという特徴があります。
そのため、動画・画像の削除等早期に適切な対応を採る必要があります。
この記事では、
- リベンジポルノを削除する4つの方法
- 削除までの期間
- 削除に必要な費用
- 削除の成功事例
- 削除以外のリベンジポルノの対応策
などついて、解説をしていきます。
リベンジポルノの削除は早期対応が最重要
リベンジポルノの削除対応は、早期に対応することが最重要です。
なぜなら、削除対応が遅れ、インターネット上にリベンジポルノ動画・画像が存在する時間が長くなれば長くなるほど、その動画・画像を保存する第三者が増えるからです。
その動画・画像を保存した第三者が再度インターネット上にアップロードしてしまうと、削除と再アップのイタチごっこになってしまいます。
リベンジポルノの被害にあってしまった場合、インターネット上にあるご自身の動画や画像を見たり検索することは非常に辛いことだと思いますが、放置をしてしまうと傷口が広がってしまいます。
ご自身での対応が難しければ、なるべく早く弁護士に相談して、対応をしてもらうのが良いでしょう。
リベンジポルノを削除する4つの方法
前述したように、リベンジポルノは、一度インターネット上にアップロードされてしまうと、それをダウンロードした人が再度アップする恐れがあります。
そのため、できる限り速やかにリベンジポルノ画像・動画を削除する必要があります。
リベンジポルノの削除方法については、以下の4つの方法があります。
- 自分で削除申請をする
- 弁護士から削除申請をする
- 弁護士にお願いをして仮処分を申し立てる
- 警察に削除してもらう
自分でリベンジポルノを削除する方法
自分でリベンジポルノを削除する場合は、リベンジポルノがどの媒体にUPされたかにより、削除申請方法が異なります。
例えば、Twitterであれば、違反報告をしていくことになるでしょう。
また、xvideos、FC2動画、tokyomotion、pornhubなどのアダルトサイトの場合、そのサイト上の削除申請フォーム等から削除申請をしていくことになります。
海外サーバーの場合などでは、削除申請を英語で行う必要があるサイトもあります。
自分でリベンジポルノを削除するメリットは、費用がかからないことです。
他方で、デメリットとしては、ご自身での削除依頼の場合には適切な削除理由を記載できない、削除申請先が分からないなどがあるでしょう。
弁護士に依頼をしてリベンジポルノを削除する方法
弁護士が行う削除申請の方法については、基本的には自分で削除申請をする場合と同様のフォームや、サイトによっては弁護士や警察などの法律関係者からの専用削除申請フォームが別にあることもあり、その場合にはそちらから削除申請をしていきます。
また、サイト運営会社やドメイン管理会社のメールアドレスを調査してメールで削除申請をする場合や、運営会社に対して郵送で削除申請の申立てを行うこともあります。
弁護士に依頼するメリットとしては、経験豊富な弁護士であれば、サイトごとの対応方法や、利用規約・削除要件等を熟知しているため、削除がされる可能性が高い削除申請の書き方ができるという点が挙げられます。
実際に、弊所では数多くのリベンジポルノの削除依頼を受けているため、すでに対応したことのあるサイトが多くあり、対策と傾向についてのノウハウが蓄積されています。
仮処分によりリベンジポルノを削除する方法
裁判所に対して、アダルトサイト、各種掲示板やSNS等の運営者を相手方として、削除を求める仮処分の申立てをするという方法です。
サイトによっては、任意請求によっては削除をしてくれないけれども、裁判所からの削除せよとの仮処分決定があれば削除に応じてくれるサイトもありますので、そのようなサイトを相手にする場合には、この削除の仮処分の申立てをしていくことになります。
警察にリベンジポルノを削除してもらう方法
警察が被害届や刑事告訴を受理するなどによって、捜査をして、リベンジポルノをUPした被疑者を逮捕するなどして、それに伴い、削除をしてもらうという方法です。
リベンジポルノ動画や画像の削除は、民事事件であり、警察は民事不介入なので、削除申請等の対応まではしてくれないケースが多かったです。
もっとも、近年では、リベンジポルノ事案の増加に伴い、プロバイダ等に対して削除を要請するなどの対応もおこなっています。
ただし、インターネットに関する法的問題は、複雑な知識が要求されることから、現場の警察官が詳しくなく、迅速に対応してもらえないケースもあります。そのような場合には、弁護士に相談するのが良いかと思います。
リベンジポルノの削除までの期間
リベンジポルノの削除依頼をしてから、実際に削除されるまでの期間はおおよそ以下の通りです。
・フォームやメールでの削除請求:3日間〜2週間程度
・削除の仮処分:2週間〜2ヶ月程度
以上が、削除されるまでの期間のおおよその目安になります。
もっとも、削除対象のサイトによって、それぞれ、対応のスピードが違います。
FC2アダルトなどは、リベンジポルノ動画の削除請求を受けた場合、投稿者・販売者に意見を聞く手続きを取ることが多いので、他のサイトよりも削除されるまでの時間がかかる傾向にあります。
それでも、2週間〜1ヶ月程度で削除されることが多いです。
リベンジポルノの削除にかかる費用
リベンジポルノの削除にかかる費用としては、弁護士費用、仮処分をやる場合には、裁判所に納める費用が必要になります。
弁護士費用は、5万5000円〜33万円程度になることが多いです。
削除対象サイトが多くなると、弁護士費用も高くなる傾向にあります。
削除の仮処分をする場合の弁護士費用はは、22万円〜44万円程度になることが多いです。
この他、裁判所に対して、担保金として、10〜50万円程度を一度納める必要がある場合があります。この担保金は多くの場合、戻ってくるお金です。
リベンジポルノ削除の成功事例
当法律事務所の弁護士には、日々、数多くのリベンジポルノについてのご相談が寄せられております。
実際にご依頼をいただいて、弁護士が削除依頼をするなどして、リベンジポルノが削除された成功事例も数多いです。
リベンジポルノの削除に成功したアダルトサイト(エロサイト)は以下のとおりです。
FC2動画、xvideos、xhamster、tokyomotion、pornhub、みんくちゃんねる、HPJAV、KissJAV、Maddawg JAV、Avgle、JAVFAN、94ERO、JAV Grow、sharevideos、XeroPorn、Myvideo、SayMove!アダルト、AVBYE、TXXX、ニコニコ動画、JAPANSKA、動画エロタレスト、素人ちゅーどく、生素人大好き宣言!無修正動画配信『ITTELE.TV(イッテル)』、盗撮乳首動画、vjav、大奥、pinterest、AKIBA-ONLINE、ファイブスター素人neo、ライブチャット動画ナビ、なつえろ、ライブチャットスタイル、無修正じゃないフェチ動画、ライブチャット真書、X-動画、エロジン、パコ専。
ここに掲載していないアダルトサイト等でも、削除ができる可能性もありますので、ご自身のリベンジポルノが掲載されてしまったサイトの削除が可能かどうか、一度ご相談いただけたら幸いです。
以下では、実際にリベンジポルノが削除された解決事例を見ていきましょう。
複数サイトにUPされたリベンジポルノを削除した成功事例
まずは、xvideos、tokyomotion、pornhubというアダルトサイトにアップロードされてしまったリベンジポルノ・アダルト動画の削除の解決事例です。
この事例では、リベンジポルノ被害にあった女性の母親からご相談がありました。
娘さんが、街中でスカウトをされて、5万円の報酬で性行為と撮影に同意をしてしまいました。撮影された動画は会員限定の有料サイトのみで公開されるので決してバレることはないなどと言われて撮影に同意したものの、xvideos、tokyomotion、pornhubなどのアダルトサイトに動画がUPされてしまった事例です。
弁護士が削除のご依頼を受け、削除依頼をし、最短即日、遅いものでも2日以内に全ての動画が削除されました。
この詳細は、以下の記事をご参照ください。
FC2アダルトにUPされた性行為動画を削除した成功事例
FC2動画アダルトにてアップロードされた性行為の動画の削除事例について以下の記事をご参照ください。
pornhub、FC2動画、HPJAV、KissJAV、Maddawg JAV、Avgle、JAVFAN、94ERO、JAV Grow、sharevideosなどの複数の海外アダルトサイトにハメ撮り動画を投稿されてしまったケースの削除事例については、以下の記事をご参照ください。
削除以外のリベンジポルノの対処法
リベンジポルノ対策としては、早急に削除するのが最重要な対策です。
その他、リベンジポルノの犯人である大本に対して損害賠償請求や刑事告訴をすることによって、大元からの流出を抑止することができます。
また、被害にあって、辛い思いをしているのですから、相手に罪を償って欲しい。生じた損害の賠償をして欲しいなどの気持ちもあるでしょう。
犯人特定のための発信者情報開示請求
リベンジポルノの犯人を特定するための方法として、発信者情報開示の手続きがあります。
この手続きは、大きく分けて2段階手続きを踏む必要があります。まず、リベンジポルノがUPされているアダルトサイト、掲示板やSNSの管理人に対して発信者情報開示の仮処分手続きをします。この手続きにおいて立証すべき事柄は削除の仮処分と同様です。当該投稿におけるIPアドレスとタイムスタンプ等を管理人から入手します。
しかし、管理人自身は発信者の個人情報は持っていませんので、発信者情報開示をするには次のステップを踏む必要があります。
その前提として、入手したIPアドレスからインターネットサービスプロバイダを特定しておきます。Whois情報検索というサイトを使用して行います。
その上で、特定したインターネットサービスプロバイダに対して、ログ保存の請求を行い、ログ情報を消失を防ぎます。
インターネットサービスプロバイダにおけるログの保存期間は一般的に3ヶ月であるため、この手続をしなければ次の訴訟手続中にログが消失してしまい、インターネットサービスプロバイダ自身ですら発信者情報を特定することができなくなるからです。
次に、インターネットサービスプロバイダに対して発信者情報開示請求の訴訟を提起することになります。当該訴訟にも勝訴すれば、無事発信者の情報が開示され、投稿者の本名、住所等を特定できることになります。
刑事告訴・被害届
リベンジポルノについては、リベンジポルノ防止法や刑法上のわいせつ電磁的記録の頒布罪等の犯罪になることがあります。
その場合、警察に対して被害届・刑事告訴状を提出して、捜査をして犯人を逮捕・有罪にしてもらうよう求めることがあります。
刑事告訴とは、被害者その他法律上告訴権がある者が検察官または司法警察員に対し、犯罪事実について犯人の処罰を求める旨の意思表示をすること(最判昭和26.7.12)をいいます。
告訴は、犯人の処罰を求める意思表示であるという点で、被害届とは異なります。
告訴の効果として、告訴がなされたからといって検察官が起訴を強制されるものではないのですが、刑事告訴がなされると、捜査機関である警察官や検察官に様々な義務が生じるため、警察官が告訴状を受理したがらない傾向にあります。
そのため、刑事告訴の手続きについて、告訴状の作成や提出、警察との被害相談について、弁護士が入って対応するケースも多いです。
慰謝料等の損害賠償請求
リベンジポルノは犯罪行為です。
また、民法上も違法な不法行為になりますので、損害賠償請求ができます。
リベンジポルノは、被害者の名誉権、プライバシー権、性的な羞恥心を侵害するものであって、これにより被る精神的な損害も甚大なものであると考えられます。
被害状況や犯人の行為態様の悪質性にもよりますが、数百万円の慰謝料請求をすることもできるでしょう。
リベンジポルノの損害賠償請求の方法、慰謝料相場等についての詳細は、以下の記事を参照ください。
弁護士によるリベンジポルノ予防の事前交渉
リベンジポルノをバラまくなどと脅されている場合や、UPした人が既に特定されている場合もあり、そのような場合には刑事告訴や損害賠償請求、弁護士から画像や動画を削除するよう警告文を送るなどの方法により対応していくことになります。
弁護士が事前に交渉・警告をして、相手に対して、削除を求め、流出しないような対応を取るように要求していくことができます。
参考記事リンク:《男女トラブル》ハメ撮りの流出を防ぎたい!弁護士に相談した結果は?
リベンジポルノ被害の対処法や相談先などについての詳細は、以下の記事もご参照ください。
リベンジポルノ削除のまとめ
以上で説明をしてきたとおり、リベンジポルノは犯罪に該当する違法行為です。
そして、リベンジポルノが一度インターネット上に流出してしまうと、それをダウンロードした人が再度アップロードするなど、インターネット上から完全に消し去ることが難しくなってしまうことが多いです。
そのため、まずは、性的な動画を撮らせないよう最大限の注意をしていただきたいと思います。
また、動画や画像を撮られてしまったなどの場合には、一刻も早く削除等の対応を採ることが重要です。
個人で判断ができない場合には、専門家である弁護士等に相談をしてください。
グラディアトル法律事務所では、これまで、数多くのリベンジポルノ事件について依頼を受けて解決をしてきました。
リベンジポルノ被害の相談については、無料で受け付けています。LINEでも無料の弁護士相談を受け付けていますので、一度、ご連絡下さい。