お茶だけや食事だけといったギャラ飲みに近いパパ活も存在はします。
しかしパパ活は、相性が合えば基本的にはある程度の期間を複数回会うことになりますので、ギャラ飲みと比べて関係性が深くなる傾向にあります。
そのため、関係性がこじれるとギャラ飲みよりも男女トラブルに発展しやすいのが特徴です。
では一体、どのようなトラブルが起こりうるのでしょうか?
パパ活で起こりうるトラブル
パパ活も、ギャラ飲みと同様に下記のようなトラブルが起こりえます。
- 報酬に関するトラブル(支払いがない、決まっていた支払以上の金額を請求される)
- 脅迫、恐喝被害に遭う
- 誹謗中傷被害に遭う
- ストーカー被害に遭う
- 性犯罪に巻き込まれる(リベンジポルノを含む)
- 薬物犯罪に巻き込まれる
- 詐欺や悪徳商法、マルチ商法に巻き込まれる
- 不倫関係に発展し、不貞慰謝料トラブルになる
ギャラ飲みと異なる点は、報酬を支払う側・受け取る側でトラブルの種類別傾向に差が少ない点が挙げられます。
その理由は後述いたします。
トラブルの原因
パパ活も、後に犯罪へと繋がる可能性があるトラブルの種が多くあります。
では、トラブルへと発展してしまう理由は何なのでしょうか。
主な理由としては
- 人が集まる場所である(アプリやサイト等で)
- 恋愛感情が芽生えてしまう
というものが考えられます。
人が集まる場所であるという点は、ギャラ飲みと同じく、そもそも犯罪行為を行おうとする人間にとってはターゲットを探す格好の場ということになるからです。
他方、恋愛感情が芽生えてしまうことによりトラブルを引き起こすことがあります。
はじめの頃は、もちろん報酬が発生することから、お互いに割り切った関係と認識しているのが通常です。
しかし、恋人同士が行うような行為を重ねていくたびに、たとえ報酬が発生していたとしても恋愛感情が芽生えてしまうことが出てきます。
そして、恋愛感情が芽生えてしまうと、束縛したいなどの独占欲や嫉妬の感情があらわれてきます。
そうなると、何かのきっかけで関係性がこじれたり悪化すると、その感情の赴くままに行動に出てしまいトラブルに発展するのです。
その意味で報酬を支払う側・受け取る側いずれであっても、トラブルを引き起こしてしまうということができます。
恐喝を例に挙げると、支払う側でいえば「今まで支払った金を返せ」というもので、受け取る側でいえば、「手切れ金など報酬以上の金を支払え」というものです。
脅し文句としては、いずれも要求をのまなければパパ活していたことを家族や職場などにバラすといった内容です。
他にも、ストーカートラブルや誹謗中傷トラブルは、どちらの立場でも引き起こされています。
トラブルに巻き込まれたら
パパ活トラブルに関しては、真っ先に弁護士に相談・依頼することを推奨します。
まず明らかに犯罪行為である場合を除けば、残念ながら警察は男女関係のもつれということで相談は乗ってくれたとしても、解決までは行ってくれないことが多いからです。
またパパ活トラブルは、恋愛感情が高ぶることによって思いのままに行動に出た結果であることは先に述べました。
その相手方に対し、目を覚まさせるというか冷静に考えるきっかけを与えることができるのは、代理人として介入できる弁護士のほかありません。
さらに、交渉・法律のプロフェッショナルである弁護士は、それぞれの事情ごとに臨機応変に交渉を行い、合意書など法的書面の作成・締結などを行うことによって、事後も含めた解決に導くことが可能です。
グラディアトル法律事務所では、依頼を前提にした相談は初回無料で行っています。
パパ活トラブルでお困りのことがありましたら、ぜひ当法律事務所にご相談ください。
なお、パパ活トラブルから「これは脅迫・恐喝ではないか?」と不安な方は下記の専用サイトもご覧ください。
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その他の問題
パパ活においては、ギャラ飲みと同様に気をつけなければいけません。
特に、金銭や財物の授受に関しては額が大きくなる傾向があるので,税金面では特に注意が必要です。