ニュース内容
24時間態勢で事件現場に駆け付ける奈良県警の機動捜査隊に、女性だけの部隊「CLOVER(クローバー)」がある。わいせつ事件やストーカー、盗撮、リベンジポルノ…。スマートフォンや会員制交流サイト(SNS)の普及などで性犯罪が多様化する中、被害を受けた女性に寄り添い、活躍している。
2020.2.24 産経新聞
県警によると、女性だけで編成する機動捜査隊があるのは西日本では奈良だけ。2014年、神奈川県警に次いで全国で2番目に設置された。部隊の名称には「幸せを運ぶ四つ葉のクローバーのように」との願いが込められている。
隊員は、育児休業中の2人を含め20~30代の女性警察官6人。機動捜査隊は被害者の安全確保や証拠集めなどの初動捜査が役割で、部隊は性犯罪に限らず一般の事件にも対応。事件発生の無線を聞き、覆面パトカーで現場へ駆け付ける。
弁護士からのコメント
今回のニュースは、奈良県警の機動捜査隊に、女性だけの部隊「CLOVER(クローバー)」があり、スマートフォンや会員制交流サイト(SNS)の普及などでわいせつ事件やストーカー、盗撮、リベンジポルノをはじめとした犯罪が多様化する中、被害を受けた女性に寄り添い、活躍しているというものです。
この点、弊所でも性被害はもちろんのこと、ストーカー被害、盗撮被害、リベンジポルノの相談が年々増加傾向にあり、特にリベンジポルノに関する被害は毎日問い合わせがあるほどです。
なおリベンジポルノについては、下記ページでもコメントしておりますのでよければご参照ください。
そもそも「リベンジポルノ」とは、別れた恋人や配偶者などに対する復讐や報復といった目的で、撮影したわいせつな写真や動画をインターネット上などに拡散、ばらまく行為のことをいいます。
リベンジポルノは、被害者に一生モノの傷を負わせると言っても過言ではない悪質な犯罪行為です。
というのも、インターネット上に写真や動画が投稿されてしまうと、コピーや拡散が容易にできる現代においてはすべてを削除することが現実的にほぼ不可能といえるからです。
ですので夫婦や恋人関係にあったとしても、できるかぎりわいせつな写真や動画は撮らせないようにすべきです。
また被害者に何も言わずに投稿されてしまった際にはすべてを削除するという点では厳しい面もありますが、その前に少しでもリベンジポルノを匂わす言動があれば、すぐさま警察や弁護士に相談すべきです。
投稿前に対処することで、リベンジポルノを防げる可能性は十分にあるからです。
最後にリベンジポルノに遭った、遭いそうと思った際には、遠慮なく当事務所にご相談ください。