痴漢示談金(慰謝料)相場は30〜150万円!減額する方法解説

痴漢示談金(慰謝料)相場は30〜150万円!減額する方法解説
弁護士 若林翔
2024年08月03日更新

痴漢示談金(慰謝料)相場は30〜150万円!減額する方法解説

「家族が痴漢で逮捕された。示談金の相場っていくら?」

「高額な示談金を請求されたらどうしよう、安くする方法はある?」

あなたは今、痴漢で逮捕された家族に前科がつかないよう示談金を支払って和解したいと考えているものの、高すぎたらどうしよう、少しでも安く済ませたい、そう思っているのではないですか?

痴漢の示談金を支払う前に、まずは示談金の相場を知っておきましょう。痴漢の示談金の相場は、次の通りです。

【痴漢の示談金(慰謝料)の相場】
※判決で有罪になり裁判官から訴訟費用の支払いを命じられた場合は費用がかかる

迷惑防止条例違反服の上から触る30〜50万円
不同意わいせつ罪直接身体に触る
揉んだり撫で回す
50〜150万円

上記からもお分かりの通り、痴漢示談金の相場は痴漢の程度によっても異なります。

ただ、上記はあくまでも目安として捉えてください。

示談金の金額に明確な決まりはなく、結局は「被害者が許すかどうか」で金額が左右されるからです。

特に注意すべきなのは、自力で示談交渉をしようとする場合です。

自力交渉は被害者の気持ちを刺激してしまい、示談金が安くなるどころか、交渉自体が決裂してしまう恐れがあります。

一方、痴漢事件の示談交渉に強い弁護士なら、不当な金額を提示されても毅然とした態度で立ち向かうことができます。

さらに弁護士によっては示談金を分割で支払えるように交渉を進めてくれる場合もあるので、高額でも無理なく支払うことができるでしょう。

痴漢の示談交渉を弁護士が行う場合と自分で行う場合の違い

この記事では、あなたが不当な請求を受けたり示談決裂などにならないよう、痴漢事件の示談に強い弁護士を見つけられるサポートをしていきます。

最後までお読みになれば、痴漢事件の示談交渉に強い弁護士に出会い、適正な金額で示談を成立させることができるでしょう。

「示談金が高すぎたらどうしよう」「払えるんだろうか」という先の見えない不安が、少しでも晴れることを願っています。

痴漢の示談金(慰謝料)の相場は30万円〜150万円

痴漢の示談金(慰謝料)の相場は30万円〜150万円

冒頭でもお話しましたが、痴漢の示談金(慰謝料)の相場は次の通りです。

【痴漢の示談金(慰謝料)の相場】

迷惑防止条例違反30〜50万円
不同意わいせつ罪(旧強制わいせつ罪)50〜150万円

上記を見てもお分かりの通り、痴漢の重さによって示談金の相場が変わってきます。

痴漢の内容に悪質さが感じられる場合は、不同意わいせつ罪に当たり、示談金も高くなるのです。

ただ、どちらに当てはまるかについて明確な決まりがあるわけではありません。あくまでも個々の痴漢事件の内容に応じて、判断されることになります。

それぞれについて詳しく説明していきますので、参考にしてください。

迷惑防止条例違反の場合は30~50万円

痴漢の内容が「迷惑防止条例違反」に当たる場合、示談金の相場は約30万円〜50万円です。

例えば次のような行為の場合、迷惑防止条例違反に当たる可能性が高いでしょう。

・スカートをめくる

・服の上から身体を触る

・自転車ですれ違いざまに胸や臀部を触る など

上記のように、痴漢行為の中でも比較的軽微で過度な卑劣さを感じないケースは、迷惑防止条例違反に当たる場合が多いと言えます。

不同意わいせつ罪(旧強制わいせつ罪)の場合は 50~150万円

痴漢の内容が「不同意わいせつ罪(旧強制わいせつ罪)」の場合、示談金の相場は約50万円〜150万円と高額になります。

具体的には、次のような行為です。

・直接身体に触る

・直接性器や胸を触り、揉んだり指を入れたりする

・後ろから抱きつき胸を触る

・背後から声をかけ抱きつく

・しつこく撫で回すように身体を触る

・13歳未満に痴漢をする など

上記を見てもお分かりの通り、「不同意わいせつ罪」は、痴漢の中でも特に悪質です。

性器を直接触っていたり13歳未満への痴漢は、ほぼ確実に不同意わいせつ罪に分類されます。

さらに、被害者が抵抗できない状態や恐怖を感じさせるような状況での痴漢も、不同意わいせつ罪になるケースが多いでしょう。

実際いくら?痴漢の示談金が高く・低くなった実例2つ

実際いくら?痴漢の示談金が高く・低くなった実例2つ

先ほどのお話で痴漢の示談金の相場をお伝えしましたが、金額にかなりの幅があることに驚かれた方も多いのではないでしょうか。

痴漢の示談金に明確な決まりはなく、それぞれのケースによって決められていくので、相場がどのくらいかは一概に言えません。

そこで、もう少しあなたの状況に参考になるよう、実際に痴漢事件で支払われた示談金の実例を2つご紹介します。

・【示談金20万円】繁華街の路上で酔った状態で女性の身体を触ったケース

【示談金150万円】電車内で女性の股間にしばらく触れ手を動かしたケース

ご自分や家族のケースに近い実例があれば、示談金の目安としてぜひ参考にしてみてください。

【示談金20万円】繁華街の路上で酔った状態で女性の身体を触ったケース

示談金20万円 繁華街の路上で酔った状態で女性の身体を触ったケース

まずご紹介するのは、繁華街の路上で酔った状態で女性を身体を触る行為で現行犯逮捕されたものの、示談金20万円で示談成立、不起訴処分になったケースです。

被疑者は、30代会社員男性。

酒をたくさん飲み、酷く酔った状態で、東京の繁華街の路上で知らない女性の身体を触るなどの痴漢行為をはたらき、現行犯逮捕された。

すぐに釈放されたものの、起訴される可能性があり弁護士に依頼し、示談を進める。

被害者の方に連絡すると、「被疑者に反省の様子がなかった」と怒り心頭の様子。

弁護士が引き続き連絡を取り、被疑者の謝罪文などを渡すことで、「やはり相手も反省しているかもしれない」と考え直してもらうことができた。

結果、20万円で示談を成立

検察に被疑者の反省文と謝罪文、示談成立の合意書も提出し、不起訴処分となった。

上記のように、言い逃れできない現行犯逮捕で被害者の方の処罰感情が強いケースでも、示談の進め方によっては相場よりも低い「20万円」で示談を成立させることができます。

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【示談金150万円】電車内で女性の股間にしばらく触れ手を動かしたケース

示談金150万円 電車内で女性の股間にしばらく触れ手を動かしたケース

次に紹介するのは、電車内でハプニング的に女性の股間に触れた後、しばらく触り続け、その後指を動かして駅員に現行犯逮捕されたケースです。

被疑者は初犯でしたが、痴漢の示談金としては非常に高額な150万円で示談成立となりました。

被疑者は、会社員男性、妻子あり。

電車に乗車中、ハプニング的に女性の股間に手が触れた

出来心で「もう少し良いかな」と思ってしまい、しばらく触ったままに。女性が何も言わなかったので、さらに魔が差し下着のうえから指を動かしたところ、声を上げられ駅員に逮捕された。

被疑者は初犯でスマホにAVの検索履歴や、お気に入り登録もない。また、自ら痴漢を捕まえたこともあるほど、正義感の強い人だったという。

だが、被害者女性の証言が被疑者と食い違っていることや、処罰感情の強さから、当初100万円単位での示談金を示唆される。

弁護士が被疑者が支払える金額の限界や、金銭面以外の行動で反省を示す具体案を伝え、痴漢の示談金としては高額な150万円で成立した。

上記のように、初犯かつほんの出来心で痴漢を行ってしまい、一見情状酌量の余地がありそうに思えるケースでも、相手側の感情によっては150万円という高額な示談金を支払わなければならないこともあります。

事件の詳細はこちらの事件解決コラムをご覧ください

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痴漢の示談金を左右するポイント3つ

痴漢の示談金を左右するポイント3つ

先ほど紹介した事例から、痴漢の示談金には明確が決まりがあるわけではなく、ケースごとに判断されていくということがお分かりになったかと思います。

とは言え、示談金の判断にまったく基準がないわけではなく、金額を左右するおおよそのポイントはあります。具体的には、次の3つです。

①痴漢の触り方や部位、触った時間など

②被害者の年齢

③被害者が許すかどうか

上記3つについて、もう少し具体的に説明していきます。あなたの家族のケースはどのくらいの金額になるのかを大体把握するためにも、ぜひ参考にしてください。

痴漢の触り方や部位、触った時間など

示談金の金額は、触り方や部位、触った時間などで、大きく左右されます。

具体的には、次のような点がポイントです。

・直接身体に触れているかどうか

・触り方がハプニング的なのか意思を持っているのか

・短時間か長時間か

具体的な例をあげて、示談金の変化を見てみましょう。

痴漢の内容による示談金の変化

上記を見ても分かるように、触った部位や触り方、時間などで痴漢の悪質さを判断できます。そして悪質に行われているほど、示談金の金額は上がるのです。

被害者の年齢

被害者の年齢も、示談金の金額を左右します。

そもそも未成年や13歳未満に痴漢をした場合は、痴漢の内容を問わず、不同意わいせつ罪として扱われるケースが多いです。

加えて痴漢の内容の程度によっては、示談金相場の最高額150万円かそれ以上の金額を請求される可能性は十分にあるでしょう。

被害者が許すかどうか

最後に、最も重要なのが、被害者が加害者を許すかどうかという点です。

示談金の相場について法律上の明確な決まりがない以上、結局は被害者に金額を納得してもらうしか示談成立の道はありません

そのため、「被害者が加害者を許したくない」「示談なんてしたくない」と強く思っている場合、低い金額では到底納得してもらえないでしょう。

示談成立を目指すには、3-2.被害者の年齢と同様、相場の最高値かそれ以上を提示する必要が出てくるのです。

注意!痴漢の示談金は自力でやると安くなるどころか最悪決裂するリスクあり

痴漢の示談金は自力でやるとリスクあり

先ほど、痴漢の示談金を左右するポイントを3つ説明しました。

それらをふまえて、少しでも安い金額で示談を目指そうと考えている方もいるのではないでしょうか。

ただ、痴漢の示談は自力で行うと示談金が安くなるどころか、交渉自体が決裂するリスクがあるので注意が必要です。

示談交渉が決裂すれば、前科がつく可能性が高まります。

痴漢の示談交渉を弁護士が行う場合と自分で行う場合の違い

示談を進めるには被害者と連絡をとることが必須ですが、そもそも加害者側は自力で被害者の連絡先を入手できません

被害者の気持ちとして、加害者本人はもちろん、加害者の家族であっても自分の連絡先を教えたくないからです。警察も、加害者に被害者の連絡先を教えません。

さらに、被害者は加害者に対してかなりの嫌悪感や恐怖感を抱いています。ましてや事件の直後に「お金を支払うから和解したい」と言われても、被害者の感情を余計に逆撫ですることになるでしょう。

つまり、基本的に加害者が自力で被害者と接触することはできません。

もし何らかの形で連絡先を入手して接触できたとしてもスムーズな話し合いができる可能性は極めて低く、示談交渉自体が決裂することが多いのです。

そのため、スムーズな示談成立を目指すためには、弁護士に依頼しましょう。弁護士なら、次の3点が可能です。

・被害者の気持ちに寄り添って示談交渉を進められる

・示談を一度拒否されても対策を講じられる

・高額な請求をされても少しでも定額に近づけるよう対応できる

上記のように、弁護士なら第三者かつ法律のプロとして、痴漢の示談をスムーズに進められます。

示談金を安くしたいからと言って自力でやると、安くなるどころかそもそも示談交渉自体が決裂して前科がつく可能性がかなり高くなるため、避けなければならないのです。

痴漢示談で不当に高額な示談金になることを防ぐ弁護士の特徴

痴漢示談で不当に高額な示談金になることを防ぐ弁護士の特徴

先ほどのお話で、痴漢の示談は弁護士に依頼すべきだということがお分かりになったかと思います。

ただ、弁護士に依頼をすると弁護士費用がかかることもあり、不当に高額な請求を回避して示談金を少しでも抑えたいという人がほとんどですよね。

痴漢の示談金を抑えてスムーズに示談を成立させる弁護士には、次の3つの特徴があります。

①被害者の気持ちをくんで解決に導く

②被害者の言い分と事実が異なれば話し合いしてくれる

③示談金の吊り上げや慰謝料の追加請求などに対処できる

それぞれについてさらに詳しく説明していきますので、痴漢の示談を依頼する弁護士を選ぶ際の参考にしてください。

【弁護士費用も知っておこう】示談〜解決まで約60万円〜150万円+実費

示談交渉を弁護士に依頼するとなると、弁護士費用も気になりますよね。

ただ、示談のみを受け付けている弁護士はかなり少数なので、示談から事件解決までの費用を支払う必要があります。

弁護士費用のおおよその相場は、次の通りです。

【弁護士費用の目安=約60万円〜150万円】

ただ、痴漢事件の弁護士費用は、事件の内容、罪名(迷惑防止条例違反か不同意わいせつ罪か)、逮捕されているかどうか、認めか否認かなどの要素によっても変わってきます

痴漢の示談や事件解決まで弁護士が何をしてくれるのか、もっと詳しく知りたい人は、

痴漢事件は迷わず弁護士を呼べ!理由と早期に不起訴獲得した事例」

こちらの記事も参考にしてください。

被害者の気持ちをくんで解決に導く

1つ目の特徴は、痴漢の示談に強い弁護士は、被害者の気持ちをくんで解決に導けるという点です。

自力交渉だと被害者の気持ちを逆撫でしてしまう可能性が高いですが、弁護士は交渉のプロなので被害者の気持ちに寄り添いながら進められます。

具体的には、次のような方法をとっていきます。

・被害者の気持ちに寄り添い、すぐに謝罪を行う

・謝罪文や反省文を添削し、被害者に渡す

・示談をすれば被害者にお金が入るメリットがあることを強調する

・通勤経路を変えるなど、物理的に被害者と加害者が今後接触しない決まりを作る

上記のように、痴漢示談に強い弁護士なら被害者の気持ちをくみ取り、しっかり寄り添いながら交渉を進めていきます。

そのため、被害者も憎しみや恐怖、嫌悪感が落ち着いていき、不当に高額な請求を回避して示談交渉がまとまりやすくなるのです。

被害者の言い分と事実が異なれば話し合いしてくれる

痴漢示談に強い弁護士なら、被害者と加害者の言い分や事実が異なれば、客観的な立場で落ち着いて話し合いをしてくれます。

言い分や事実が異なる場合とは、次のようなケースです。

【例】

<事実>電車内で服の上から臀部を触った

<加害者言い分>電車内で服の上から臀部を触った

<被害者言い分>電車内で服の上から臀部を揉むように触られ、性器にも触れられた

上記のようなケースは、被害者の記憶が曖昧だったり、実際は加害者の身体ではなくカバンや傘の柄など所持品がぶつかっていた感覚を勘違いしている可能性が大いにあります。

そのため、当事者同士だと話し合いが平行線になってしまい、一向にまとまらないでしょう。

痴漢示談に強い弁護士なら、被害者の記憶が曖昧なことも理解した上で、被害者が事実を思い出せるようにサポートしながら冷静に話し合いを進めてくれます。

被害者の言い分だけに引っ張られて示談金が跳ね上がらないよう、対策を講じながら示談を成立させるのです。

示談金の吊り上げや慰謝料の追加請求などに対処できる

痴漢の示談金を抑えながらスムーズに示談をまとめられる弁護士は、示談金の吊り上げや慰謝料の追加請求に対し、法律の知識を駆使して冷静に対処できます。

そもそも被害者の気持ちに寄り添い、怒りや憎しみなどのマイナスの感情をできるだけ収めてから示談を進めていくので、示談金が不当に吊り上げられることが少ないです。

もし、迷惑防止条例違反に相当する範囲の痴漢であるにも関わらず150万円もの示談金を請求されるような不当な内容の場合は、相手弁護士への対応も含め、冷静に対処していくことになるでしょう。

また、示談金を支払った後に慰謝料を追加請求されることがないよう、示談の段階で慰謝料の支払いも含む旨を書面に明記するなど、事前に対策を講じます

痴漢の示談金を抑えて成立を目指すなら「グラディアトル法律事務所」へ!支払いの不安もお任せください

痴漢の示談金を抑えて成立を目指すならグラディアトル法律事務所にお任せください

ここまでのお話を踏まえて、痴漢の示談金を抑えて示談成立を目指すなら、当事務所「グラディアトル法律事務所」にお任せください。

私たちが当所を強くおすすめする理由は、次の3つです。

①分割払いできるよう交渉する

②相場よりも低い金額で成立させた実績がある

③難易度が高くても示談を成立させた実績がある

それぞれについて、さらに詳しく説明していきますので、弁護士事務所選びの参考にしてくださいね。

分割支払いできるよう交渉する

当所なら、示談金を分割払いできるよう、被害者側に交渉することができます。

示談金は交渉を進めていかないとどのくらいの金額になるかは判断できないので、「示談金を支払えるのか」という不安を抱えている人も多いでしょう。

実は、示談金は一括で支払わなければならないという決まりはありません。被害者側が認めてくれれば、分割で支払うことが可能です。

ただ、分割で支払うことを認めてもらうには、被害者に支払いを信用してもらえるよう、反省と誠意を見せることや、被疑者が万が一支払えなかった場合のペナルティを書面で残すなど、交渉能力が求められます。

数々の痴漢事件を解決してきた当所なら、これまで培ってきた示談のスキルを全面に活かして、スムーズに分割払いを承諾していただけます。

相場よりも低い金額で成立させた実績がある

当所には、相場よりも低い金額で示談を成立させた実績があります。

「2-1【示談金20万円】繁華街の路上で酔った状態で女性の身体を触ったケースでも事例を紹介しましたが、過去には示談金の相場の最低ライン30万円よりも低い、20万円で示談をまとめた経験があるのです。

他にも、被害者側が最初に提示してきた金額よりも低い金額で示談成立を実現するなど、被害者側の弁護士とも円滑にやり取りを進め、できるだけ依頼者の今後の生活に支障をきたさないように尽力しています。

難易度が高くても示談を成立させた実績がある

当所は、「示談は無理かもしれない」というような難易度の高い痴漢事件でも示談を成立させた実績があります

難易度の高い痴漢事件とは、再犯を繰り返していたり、被害者や被害者の家族にかなり処罰感情が強い場合などです。

実際に、当所が示談を成立させた事例をご紹介しましょう。

【被害者女性が「被疑者が反省していない」と怒り心頭だったが示談成立】

【依頼者/30代会社員男性】

◎事件当日

ひどく酔った状態で、路上で見知らぬ女性の身体を触ってしまう。

被害者女性に取り押さえられ、現行犯逮捕。

◎相談

依頼者はすぐに釈放されたものの、起訴される可能性があり弁護士を依頼。

◎弁護士対応

検察官から被害者女性の連絡先を入手。示談交渉を進める。

被害者女性は依頼者に対し、「反省していない」と怒り心頭の様子。

弁護士は、依頼者の謝罪文や反省の意を伝えた。

反省していることを理解してもらい、示談が成立。

示談交渉中は捜査機関にも連絡をとり、示談を進めている旨を伝える。

示談成立後は、捜査機関に依頼者様の反省文と謝罪文、示談成立の合意書を速やかに提出。

結果、示談成立を受けて不起訴となる。

【示談成立、不起訴獲得】

上記のように、通常は示談を成立させるのが難しいと思える事案でも、当所が数々の痴漢事件で培ってきたノウハウを活かして示談に導くことができるのです。

痴漢事件で示談をお考えの方は、ぜひ当所「グラディアトル法律事務所」にご相談ください。以下のHPからさらに詳しい情報が見られます。相談はいつでも無料です。

まとめ

いかがでしたか?痴漢の示談金の相場や金額を左右するポイント、痴漢示談に強い弁護士の選び方などについて解説してきました。

最後にこの記事をまとめましょう。

◎痴漢示談金の相場は30万円〜150万円

迷惑防止条例違反30〜50万円
不同意わいせつ罪(旧強制わいせつ罪)50〜150万円

◎痴漢示談金の金額を左右するポイントは3つ

①痴漢の触り方や部位、触った時間など

②被害者の年齢

③被害者が許すかどうか

◎痴漢示談金を安くしようとして自力で交渉するのは決裂のリスクもあり。弁護士に依頼すべき

◎痴漢示談に強い弁護士の特徴は次の3つ

①被害者の気持ちをくんで解決に導く

②被害者の言い分と事実が異なれば話し合いしてくれる

③示談金の吊り上げや慰謝料の追加請求などに対処できる

以上になります。

痴漢示談金の相場は30万円〜150万円ですが、実際のところは法律上の明確な決まりがあるわけではありません。結局は被害者女性が納得しなければ、示談そのものも成立しないのです。

この記事をお読みになったあなたが痴漢示談金を少しでも抑えるために、痴漢示談に強い弁護士に依頼し、無事適正な金額で早急に示談をまとめられることを願っています。

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。 東京弁護士会所属(登録番号:50133) 男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。

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