繁華街の路上で痴漢をして逮捕されてしまうも、弁護士が示談交渉をして、示談が成立し、不起訴処分となった事例について、紹介します。

概要|繁華街の路上で痴漢をして逮捕

ご依頼者様は30代会社員の男性。

ご依頼者様はお酒をたくさん飲み、酷く酔った状態で東京の繁華街を歩いていました。

酔っていたこともあり、道端で知らない女性の身体を触る痴漢行為をしてしまいます。

その場でそのまま被害者の方に取り押さえられ、警察を呼ばれ逮捕されてしまいました。

ご依頼者様はすぐに釈放されたものの、起訴される可能性があったため、弁護士事務所を何件か探されます。

そして、その中で刑事事件に実績のある弊所にご依頼いただきました。

弁護士による示談交渉

ご依頼を受け、弁護士はすぐに検察官に連絡をして示談したい旨などを伝えました。

その結果、検察官から被害者の連絡先を教えてもらい、被害者の方に連絡をとりました。

はじめ、被害者の方は、ご依頼者様に反省の様子がなかった、と大変ご立腹でした。

被害者の方と示談が成立しているかは、起訴不起訴処分の判断において重要です。

そこで、弁護士はご依頼者様が反省されていることを被害者の方にお伝えして、示談を成立させることを目指します。

弁護士は引き続き被害者の方と連絡をとりながら、ご依頼者様が反省されていることをお伝えしました。また、ご依頼者様の謝罪のお気持ちが伝わるよう、謝罪文もお渡しします。

弁護士の働きかけにより、被害者の方に「やはり相手も反省しているかもしれない」と考えていただくことができました。

示談成立・不起訴処分

ご依頼者様の反省をお伝えすることに成功し、そして、示談金20万円で示談を成立させることができました。

弁護士は、捜査機関ともすぐに連絡をとり、示談に向けて動いていることを説明します。示談成立後は、ご依頼者様の反省文と謝罪文、示談成立の合意書も提出しました。

結果、示談が成立したことにより、不起訴処分となりました。

痴漢事件では示談が重要

示談の成立は、起訴不起訴の判断において重視されます。

ですが、加害者となってしまった方が被害者の方と直接連絡をとって示談交渉をすることは大変難しいです。連絡がとれなければ、ご依頼者様が反省されていてもその気持ちを被害者の方にお伝えすることができません。

弁護士は被害者の方と連絡をとり、示談成立に向けて交渉を進めることができます。

今回のケースでは、早い段階でご相談いただいたので、すぐに被害者の方と連絡をとることができ、反省文という形でご依頼者様の反省をお伝えすることができました。

その結果、ご依頼者様の反省が伝わり、早期に示談を成立させることができたのです。

示談交渉は、早い段階で弁護士に相談し、被害者の方に連絡をとって進めいくことが大切といえます。

今回の事件のように、痴漢行為やその他刑事事件を起こしてしまった場合は、弊所までご相談ください。