「大麻事件の弁護士費用はどのくらいかかる?」
「大麻事件では弁護士費用以外にどのようなお金がかかる?」
「大麻事件に強い弁護士はどのように探せばいいの?」
大麻の所持、譲渡・譲受、栽培、輸出・輸入、施用(使用)は、麻薬取締法により規制されていますので、それらの犯罪が発覚すれば、逮捕・起訴されてしまうでしょう。大麻事件では、保釈による早期の身柄解放や執行猶予付き判決を獲得できるかどうかが重要なポイントになりますが、そのためには大麻事件に強い弁護士のサポートが不可欠です。
もっとも、弁護士に依頼しようと思っても、弁護士費用がどのくらいかかるのかわからず不安になっている方もいると思います。大麻事件でかかる弁護士費用の相場やその他の費用を知れば、不安なく弁護士に依頼ができますので、本記事を参考に弁護士費用の相場などを押さえておきましょう。
本記事では、
・大麻事件でかかる弁護士費用の種類 |
・大麻事件でかかる弁護士費用の相場 |
・大麻事件で弁護士費用以外にかかるお金 |
などについてわかりやすく解説します。
大麻事件を依頼するなら大麻事件に強い弁護士に依頼することが重要になりますので、弁護士選びのポイントを押さえて、弁護士を探してみるとよいでしょう。
目次
大麻事件でかかる弁護士費用の種類

大麻事件でかかる弁護士費用の種類には、以下のようなものがあります。
相談料
相談料とは、弁護士に大麻事件の相談をする場合に発生する費用です。
相談料は、依頼前の相談に対して生じる費用ですので、弁護士に依頼後であれば難度相談したとしても費用はかかりません。
なお、初回相談料無料で対応している法律事務所もありますので、費用負担を抑えたいのであればそのような法律事務所を探してみるとよいでしょう。
着手金
着手金とは、弁護士に大麻事件の弁護を依頼したときに発生する費用です。
基本的には、依頼時に一括で支払う必要がある費用で、事件の結果や途中で解約したとしても返金されることのないお金です。
報酬金
報酬金とは、大麻事件の弁護が終了した時点でその活動の成果に応じて支払われる費用です。
刑事事件の場合には、「不起訴なら○○万円」、「執行猶予が付いたら○○万円」、「無罪なら○○万円」など具体的な成果に応じて金額が定められているケースが多いです。
実費・日当
実費とは、弁護士が依頼された事件を処理する際に実際に支出した費用のことをいい、以下のようなものが含まれます。
・刑事事件記録のコピー費用 ・示談交渉のための交通費や宿泊費 ・郵便代 ・意見書や鑑定書の作成費用 |
日当とは、弁護士が事件処理のための移動で時間的に拘束されたときに支払われる費用です。出廷日当や出張日当などがあり、宿泊費や交通費とは別途支払う必要があります。
大麻事件でかかる弁護士費用の相場

弁護士に大麻事件を依頼した場合の弁護士費用は、依頼する弁護士によって異なりますので、以下では、当事務所の弁護士費用を紹介します。
なお、以下で紹介する弁護士費用の相場は、大麻事件のうち単純所持・施用(使用)を想定した金額になります。営利目的がある場合などは含まれませんので、別途弁護士に確認するようにしてください。
相談料
相談料の一般的な相場としては、1時間あたり1万1000円(税込)になります。
グラディアトル法律事務所では、刑事事件に関する初回法律相談は、無料で対応していますので、相談料の負担なく弁護士に相談をすることができます。
着手金
グラディアトル法律事務所の場合、着手金は、起訴前の被疑者段階の弁護と起訴後の被告人段階の弁護の2つのタイミングで達成します。それぞれのタイミングでの弁護士費用の相場は、以下のとおりです。
・被疑者段階:33~55万円(税込) ・被告人段階:33~55万円(税込) |
報酬金
グラディアトル法律事務所における報酬金は、具体的な成果に応じて以下のようになっています。
項目 | 金額 | |
被疑者段階(在宅事件) | 不起訴報酬 | 33万円(税込)~ |
示談等報酬 | 33万円(税込)~ | |
略式報酬 | 22万円(税込)~ | |
被疑者段階(身柄事件) | 不起訴報酬 | 44万円(税込)~ |
示談等報酬 | 44万円(税込)~ | |
略式報酬 | 33万円(税込)~ | |
身体解放報酬 | 33万円(税込)~ | |
接見禁止の解除報酬 | 11万円(税込)~ | |
被告人段階 | 無罪報酬 | 55万円(税込)~ |
求刑より軽い、罰金、執行猶予報酬 | 被疑者段階着手金と同額 | |
保釈成功報酬 | 11万円(税込)~ |
実費・日当
グラディアトル法律事務所における刑事事件の日当は、以下のようになっています。
項目 | 金額 |
---|---|
初回接見日当 | 5万5000円(税込) |
遠方の場合は11万円(税込) | |
警察同行日当 | 距離・所要時間等に応じて発生 |
接見・公判期日日当 | 距離・所要時間等に応じて発生 |
大麻事件で弁護士費用以外にかかるお金
大麻事件では、弁護士費用以外にも以下のような費用がかかることがあります。

保釈金
大麻事件で逮捕・勾留されると、起訴された後も身柄拘束をされた状態が続きます。
しかし、起訴後は保釈請求により身柄解放を求めることが可能です。
ただし、保釈が許可された場合、保釈金(保釈保証金)を納付しなければ身柄を解放してもらうことはできません。大麻事件の一般的な保釈金相場としては150~200万円程度といわれています。
なお、保釈金は、逃亡や証拠隠滅を防止するために裁判所に一時的に預けるお金ですので、保釈条件に違反せず裁判が終了すれば、全額返金を受けられますのでご安心ください。
贖罪寄付
贖罪寄付とは、刑事事件を起こした人が弁護士会や被害者支援団体などに寄付をすることをいいます。
大麻に関する犯罪は、被害者の存在しない犯罪ですので、被害者との示談により罪を軽くすることはできません。しかし、贖罪寄付をすることで刑事事件を起こしたことに対する反省の気持ちを示せますので、刑事裁判では一定程度有利な事情として考慮してもらうことができます。
贖罪寄付の金額には、特に決まりはありませんが、薬物犯罪だと10~30万円程度が寄付金の相場になります。
薬物依存の治療費用
大麻などの薬物犯罪は、依存性の高い犯罪ですので、常習性や依存性が認められるような場合には、薬物との関係を絶つために薬物依存の治療を行う必要があります。
薬物依存の治療は、刑事裁判において再犯のおそれがないという事情を示す客観的証拠となりますので、費用をかけてでも取り組むべきでしょう。
大麻事件を弁護士に依頼するメリット

大麻事件を弁護士に依頼すると以下のようなメリットがあります。
取り調べに対するアドバイスができる
大麻事件で逮捕されると警察による取り調べが行われます。
身柄を拘束された状態で、不慣れな取り調べを受けると、不安や緊張から警察の誘導に乗ってしまい不利な証言をしてしまう可能性があります。取り調べでの証言内容は、供述調書にまとめられ、その後の裁判の証拠になってしまいますので、不利な調書を作成させないことが重要です。
弁護士に依頼すれば、迅速に面会に駆けつけて、取り調べに対するアドバイスをしてもらうことができます。また、不当な取り調べを受けている場合には、弁護士から捜査機関に対して苦情の申し入れをすることで状況の改善が期待できます。
逮捕中に面会できるのは弁護士に限られますので、早期に弁護士に依頼して面会してもらうべきでしょう。
不起訴処分の獲得に向けたサポートができる
大麻事件で検挙されると、ほとんどのケースが逮捕・起訴されて有罪になってしまいます。
しかし、大麻の所持量が0.5g未満など微量な事案であれば、起訴猶予により不起訴になる可能性があります。
弁護士に依頼すれば、検察官に対して、起訴する必要性のない事案であることを指摘するなどして、不起訴処分の獲得に向けたサポートをしてもらうことができます。
保釈請求を行ってくれる
大麻事件で起訴されたときは、保釈請求をすれば身柄の解放を受けられる可能性があります。
裁判所に保釈を許可してもらうには、逃亡や証拠隠滅のおそれがないこと、治療の必要性があることなどを説得的に伝えていく必要がありますので、薬物事件に強い弁護士のサポートが不可欠です。弁護士に依頼すれば、身元引受人の手配や保釈保証金の準備のサポートなどが受けられますので、スムーズに身柄解放の手続きを進めることができます。
執行猶予の獲得に向けたサポートができる
大麻事件は、起訴されて有罪になるケースがほとんどですので、執行猶予付き判決を獲得できるかどうかが重要なポイントになります。
弁護士に依頼すれば、早期に薬物依存の治療を開始し、更生プログラムを受けることで、再犯のおそれがないことを裁判官に納得してもらいやすくなります。また、主治医やカウンセラーなどに証人として出廷してもらうことで、有利な証言をしてもらうことも可能です。
執行猶予を獲得するには、弁護士による効果的な弁護活動が不可欠ですので、早めに弁護士に依頼するようにしましょう。
大麻事件に強い弁護士の探し方
大麻事件を依頼する場合、弁護士であれば誰でもよいというわけではありません。有利な処分を希望するなら大麻事件に強い弁護士に依頼することが重要です。
以下では、大麻事件に強い弁護士の探し方について説明します。
大麻事件の経験が豊富
弁護士は、日常的な事件処理によって自らの能力を研鑽していきますので、大麻事件についての経験や実績が豊富な弁護士であれば、大麻事件に強い弁護士であるといえます。
インターネットを利用して弁護士を探す際には、大麻事件の解決実績などを掲載している法律事務所や大麻事件関連のコラムを掲載している法律事務所であれば、大麻事件に関する一定の知見がありますので、そのような法律事務所に依頼するとよいでしょう。
迅速な対応が可能
大麻事件のほとんどは、逮捕・勾留による身柄事件になりますので、限られた時間の中で効果的に弁護活動を行わなければなりません。また、逮捕・勾留中の取り調べで不利な調書がとられてしまうと、後から撤回することは困難ですので、早期に被疑者と面会して取り調べのアドバイスをする必要があります。
そのため、大麻事件を弁護士に依頼する際は、迅速な対応ができるのかという点も重要なポイントになります。土日・祝日や夜間の対応ができる弁護士であれば、安心して任せることができるでしょう。
保釈請求の手続きに慣れている
大麻事件では、逮捕や勾留を回避するのは難しいですが、起訴後であれば保釈請求により身柄の解放を目指すことができます。
保釈請求の手続きに慣れている弁護士であれば、起訴前から保釈請求の準備を進め、起訴された後すぐに保釈請求をしてくれますので、身柄拘束による不利益を最小限に抑えることができます。
そのため、弁護士に依頼する際は、保釈請求の経験について確認してみるとよいでしょう。具体的な保釈の流れやスケジュールについてわかりやすく説明してくれる弁護士であれば、保釈請求に慣れているといえるでしょう。
再犯防止に向けたフォローができる
大麻事件は、再犯のリスクが高い犯罪ですので、再犯防止に向けた取り組みが重要になります。
医療機関や自助団体と連携しながら、再犯防止に向けたフォローができる弁護士であれば、大麻事件に強い弁護士だといえます。
大麻事件の弁護はグラディアトル法律事務所にお任せください

大麻事件でご家族が逮捕されてしまったときは、すぐにグラディアトル法律事務所までご相談ください。
当事務所では、大麻事件の弁護に関する方法な実績と経験がありますので、執行猶予を獲得するためのポイントを熟知しています。また、起訴されたときは迅速に保釈請求を行いますので、身柄拘束による不利益も最小限に抑えることが可能です。早期にご依頼いただければ、再犯防止に向けた取り組みも早期にスタートすることができますので、執行猶予付き判決を獲得できる可能性も高くなるでしょう。
当事務所では刑事事件に関してスピード対応を心がけていますので、最短で即日対応が可能です。身柄拘束されている場合には、すぐに警察署に駆けつけて面会を実施しますので、一刻も早く当事務所までご相談ください。
さらに、相談は24時間365日受け付けておりますので、早朝・夜間や土日祝日であっても関係なく対応可能です。初回法律相談を無料で対応していますので、横領事件に関する相談をご希望の方は、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
まとめ
大麻事件の弁護を弁護士に依頼すると弁護士費用の支払いが必要になります。しかし、有利な処分を獲得するためには、弁護士によるサポートが不可欠ですので、ある程度の出費はやむを得ないでしょう。
弁護士費用は、依頼する法律事務所によって異なる基準が設けられていますので、事前にホームページなどを確認して、弁護士費用の相場を確認しておくと安心です。
大麻事件の弁護をご希望の方は、経験と実績豊富なグラディアトル法律事務所までお気軽にご相談ください。