薬物事件に強い弁護士を選ぶ8つのポイントとは?解決事例や費用も紹介

薬物事件に強い弁護士の選び方
弁護士 若林翔
2025年03月10日更新

「薬物事件で逮捕されたら、もう終わりなのでは…」

多くの方がそう考えるかもしれません。

しかし、薬物事件に強い弁護士に相談できれば、一般的に難しいと言われている状態であっても、逮捕を防いだり、不起訴処分を獲得できる可能性があります。

弊所「グラディアトル法律事務所」でも、尿検査で覚せい剤の陽性反応が出てしまった方からご相談をいただき、不起訴を獲得しています。

◉不起訴処分を獲得したグラディアトルの解決事例

【依頼者/30代前半の女性】

◎事件の発端
ご依頼者様は、クラブから帰宅途中に警察官から職務質問を受けました。やましいことは何もなかったため、荷物検査や尿検査にも素直に応じましたが、予想に反して尿検査で覚せい剤の陽性反応が出てしまいました。
過去に大麻使用の経験はあったものの、覚せい剤を使用した覚えは全くありませんでした。

◎相談のきっかけ
逮捕後、ご主人から当事務所に連絡があり、ご依頼いただきました。

◎弁護活動の内容
逮捕後、ご主人からすぐに当事務所に依頼がありました。
取調べでは「覚せい剤を使用していなければ陽性反応は出ない」と厳しく追及され、「認めれば早く出られる」などと言われる中、弁護士は連日接見に通い、取調べ対応のアドバイスと精神的なサポートを続けました。
同時に、勾留に対する準抗告など、あらゆる法的手続きを駆使して身柄の早期解放を目指しました。
 
 ↓

結果 【不起訴処分を獲得】

この事例の解決のポイントは以下の3点です。

早期に弁護士に依頼したことで、虚偽の自白を防ぐことができた

・弁護士が何度も接見に行き、家族からの伝言や差し入れ、励ましなどを弁護士から伝えることで、過酷な取調べを乗り切ることができた

薬物事件に強い弁護士が粘り強く弁護活動を行った

このように尿検査で陽性反応が出てしまったような状態からでも、諦めることなく弁護活動を行えば、刑務所に入ることなく事件を解決できるのです。

ただし、そのためには信頼のおける弁護士を選ばなければいけません。

薬物事件に関する専門的なノウハウをもっており、依頼者を守るために最後まで戦ってくれるような弁護士に相談しないと、解決は難しいでしょう。

そこで本記事では、薬物事件に強い弁護士を選ぶための8つのポイントや具体的なチェック方法、相談費用の目安を取り上げました。

違法薬物の不安を抱えていたり、家族が逮捕されて弁護士を探している方は、是非ご一読ください。

目次

薬物事件で弁護士ができること

薬物事件で逮捕されたり、逮捕される可能性がでてきたりした場合、弁護士に相談すれば様々なサポートを受けることができます。あなたの置かれている状況を確認し、最適な解決策を提案してくれるでしょう。薬物事件で弁護士ができることを6つ説明します。

逮捕、起訴、量刑リスクなどの相談

弁護士に相談すると、薬物事件に関する今後の見通しについて、具体的なアドバイスを受けられます。

例えば、陽性反応が出てしまった場合の逮捕のリスク起訴される可能性有罪となった場合の刑罰の重さなど、今後予想される展開を詳しく説明してくれるでしょう。

過去の判例や同じような事案、弁護士自身の経験をもとに、あなたの状況に応じて、的確にアドバイスをしてくれるはずです。

事件の見通しが立つだけでも、心理的な不安はかなり和らぐでしょう。

逮捕後すぐに接見に行ってサポート、アドバイスをする

万が一逮捕された場合も、すぐに接見に駆けつけて、必要なサポートを行います。

逮捕後は、家族であっても直接の面会は認められず、本人と面会できるのは弁護士だけです。
そのため、弁護士を通じて、本人の様子を家族に伝えたり、逆に本人に家族からのメッセージを伝えたり、差し入れを渡したりします。

接見では、ご本人からお話を伺いつつ今後の流れについて詳しく説明します。

また、取調べでの対応方法や、保障されている権利、注意点についても詳しくアドバイスをします。

弁護士が、すぐに接見に向かって直接面会することで、過酷な取調べを乗り越えるための精神的な支えとなるのです。

虚偽の自白や調書への押印を防ぐ

虚偽の自白や調書への押印を防ぐことも、弁護士の大切な役割です。

薬物事件の取調べは非常に厳しく、長時間に及ぶことも少なくありません。

このような状況下では、事実と異なる内容を自白してしまったり、よく確認せずに調書に押印してしまうケースも珍しくはないのです。

精神的に追い詰められて正常な判断ができなかったとしても、一度認めた事実は調書として記録され、事件の流れに大きく影響します。

すぐに弁護士が駆けつけて支えになることで、虚偽の自白や事実と異なる調書への署名を防ぐことができます。

早期の身柄解放が期待(勾留阻止、準抗告、保釈請求など)

弁護士は、様々な法的手続きを活用して、できるだけ早期の身柄解放を目指します。

例えば、逮捕後72時間以内に行われる勾留請求に対して却下を求めたり(勾留阻止)、勾留決定に対して不服を申し立てたり(準抗告)保釈を請求したりすることができます。

経験豊富な弁護士であれば、逃亡や証拠を隠滅するおそれがないことをしっかりと説明してくれるはずです。弁護士から、検察官や裁判官に働きかけることで、早期釈放の可能性は格段に高くなります

情状によって、公判で有利な判決を目指す

薬物事件では、本人の反省と更生への意欲が、判決の結果に大きく影響します。

これは、薬物事件が「被害者なき犯罪」とも呼ばれており、他の刑事事件のように示談で解決できないからです。

そのため、違法薬物が明らかな場合は、刑を軽くするべき理由を主張し、少しでも有利な判決を目指す「情状弁護」が基本となります。

例えば、本人が深く反省していることや、更生に向けて行動していること、専門の医療機関などで治療を始めていること、社会復帰に向けて就労や資格取得に取り組んでいることなどが、有利な情状として評価されるでしょう。また、家族が見守っていく体制が整っていることも重要です。

裁判で、本人の真摯な反省や更生に向けた考え方、具体的な行動を伝えていくことで、刑が軽減されたり、執行猶予付きの判決を得られる可能性が高まるのです。

薬物を所持・使用していないなら不起訴を狙う

一方で、もし薬物の所持や使用の事実がないにもかかわらず、誤って容疑をかけられている場合、無罪を立証するために全力で取り組みます。

例えば、「違法薬物だと知らずに飲んでしまった」「他人から無理やり使用させられた」「知らない間に飲み物に混入されていた」といったケースでは、それを裏付ける証拠を収集して、検察官や裁判所に対して主張します。

また、捜査の手続きに違法な点がなかったかも徹底的に確認します。

・尿検査の採取方法に問題はなかったか

・令状に基づいて捜索が行われたか

・取調べが違法に行われていなかったか など

上記のようなポイントをチェックして、検察や裁判官に指摘していくのです。

薬物事件で、事実関係を争うことは決して簡単ではありません。しかし、経験豊富な弁護士であれば、薬物の陽性反応が出ても不起訴を獲得できるケースもあります。

事実と異なるのであれば、決して諦めてはいけません。

薬物事件に強い弁護士を選ぶ8つのポイント

薬物事件で良い結果を得るためには、経験豊富な弁護士に依頼することが重要です。

どういった弁護士を依頼すればよいのか、薬物事件に強い弁護士を選ぶ8つのポイントを説明します。

薬物事件に強い弁護士の選び方のポイント

刑事事件の解決実績が豊富な弁護士を選ぶ

薬物事件の弁護人を選ぶときは、まず刑事事件の解決実績を確認することが大切です。

具体的には、弁護士事務所のHPを確認したり、初回相談時にこれまでの薬物事件の解決事例について質問してみましょう。

例えば、執行猶予判決を獲得した件数や、不起訴処分となった事例の数などが分かりやすいです。また、ホームページで専門性の高い内容を発信していることや、刑事弁護の経験年数なども判断材料になるでしょう。

実績が豊富な弁護士は、検察官との交渉や裁判での主張も上手いので、より良い結果を期待できます。

チェック基準

☑過去の解決事例が公式サイトや相談時に提示されているか。
☑特に薬物事件に関する解決事例が記載されているか。(例: 執行猶予の獲得、不起訴処分の実績)
☑刑事事件に関する弁護経験が何年あるか。
☑専門性の高い情報を積極的に発信しているか

確認方法

・弁護士事務所のウェブサイトで解決事例をチェック。
・刑事事件に関する情報発信をチェック。
・初回相談時に「これまでの薬物事件の実績」について質問する。

私たちグラディアトル法律事務所は、薬物事件の豊富な解決実績をもっています。
覚せい剤で陽性反応になった状態から不起訴処分を獲得したケースなど、多数の解決事例がありますので、是非お気軽にご連絡ください。

国選弁護人ではなく、私選弁護人を選ぶ

薬物事件では、私選弁護人を選ぶことをおすすめします。

国選弁護人は国が選任するため、自分で弁護士を選ぶことができないからです。

そのため、薬物事件に詳しくなかったり、そもそも刑事弁護の経験がない弁護士が来る可能性もあります。一度ついた国選弁護人は、「あまり熱心に対応してくれないな…」「レスポンスが遅いな…」などと感じても、変更することはできません。

また、勾留決定後でないと付けられないことも大きなリスクです。逮捕を未然に防ぐための相談や対応は依頼できません。

一方、私選弁護人なら、自分の希望にあった弁護士を自由に選べ、逮捕前からの相談や対応も可能です。薬物事件の結果は、選んだ弁護人によって大きく変わってくるので、自分が納得できる弁護士を選びましょう。

チェック基準

☑自分が納得できる弁護士を自由に選べるか
☑国選弁護人に比べて提供できるサービス内容が充実しているか
(例:早期対応、交渉力、時間の柔軟性)
☑料金体系が明確であるか

確認方法

・複数の法律事務所で料金プランや対応内容を比較検討する
・弁護士費用に不安がある場合は、事前に見積もりを依頼する

私たちグラディアトルなら、薬物事件に特化した知識をもつ弁護人が、事前の相談から警察や検察との交渉、刑事裁判まで柔軟に対応します。

24時間365日スピーディに対応してくれる弁護士を選ぶ

スピーディに対応してくれる弁護士を選ぶことも大切なポイントの一つです。

薬物事件は、突然の逮捕や捜索など、緊急の対応が必要となることが多いため、すぐに対応してくれる弁護士でなければ、効果的な弁護活動は難しいからです。

特に、逮捕直後の対応スピードは、その後の展開に大きく影響します。
できる限り、24時間相談を受け付けているようなレスポンスの早い弁護士を選びましょう。

チェック基準

☑事務所が24時間相談受付をしているか
☑緊急時の連絡先(携帯電話や専用ホットライン)が明示されているか
☑実際に連絡を取った際、迅速に対応してくれるか

確認方法

・公式ウェブサイトで24時間対応をうたっているか確認
・実際に緊急相談を試して、応答の速さを確認する

私たちグラディアトルなら、緊急時の迅速な対応が可能です。
24時間365日体制で相談受付を行っているため、万が一の際もスピード感を持って対応させていただきます。

薬物分野に特化した知識と経験を持つ弁護士を選ぶ

薬物事件は、他の刑事事件と比べて特殊な知識や経験が必要です。

特に、薬物の種類や量による量刑の傾向、採尿手続きの適法性、依存症の治療など、専門的な知識が求められます。

薬物事件の弁護を扱った実績があるのか、再発防止などのことも考えた具体的な説明を受けることができるかも必ずチェックしましょう。

チェック基準

☑薬物事件に関する法的知識が豊富か(薬物の種類、量に基づく量刑の判断基準など)
☑過去の薬物事件での具体的な戦略や成果を説明できるか
☑再犯防止のための治療や回復プログラムについての提案力があるか

確認方法

・初回相談時に「薬物事件の弁護において、どのような対応をしてくれるのか」詳細を尋ねる。
・専門性を確認するため、難しい質問を投げかける。(例: 特定の薬物の法的扱いについて聞く)

私たちグラディアトルなら、薬物事件に特化した法的知識と実務経験を持っています。
薬物の種類や法的な取り扱いなど、薬物に関する専門的な知識をもっており、薬物事件に特化した弁護活動を提供いたします。

メンタルケアの対応ができる弁護士を選ぶ

薬物事件では、被告人本人、そして家族も大きな精神的負担を抱えます。

そのため、法律的なサポートに加えて、メンタル面のケアができるかも重要なポイントです。
本人の精神的負担を軽減するサポートや、家族へのアドバイスができる弁護士なのかも確認しましょう。

チェック基準

☑本人や家族の不安に丁寧に耳を傾けてくれるか
☑専門医やカウンセラーとの連携体制があるか
☑家族へのサポート体制が整っているか

確認方法

・初回相談での対応の丁寧さを確認
・メンタルケアに関する具体的な支援内容を確認

私たちグラディアトルなら、ご本人はもちろん、ご家族の心理的負担も軽減するためのサポートを提供します

裁判だけでなく社会復帰まで視野に入れた弁護士を選ぶ

薬物事件では、裁判が終わっただけでは本当の解決とは言えません。

統計的にも薬物事件の再犯率は非常に高く、いかに再発を防止し、スムーズに社会に復帰できるかが重要な課題となるからです。

裁判だけではなく、その後の人生も見据えて、本人に寄り添いながら共に解決策を考えてくれる弁護士を選ぶことができればとても心強い存在となります。

裁判での弁護方針だけではなく、その後の社会復帰まで視野に入れて相談にのってくれるかも確認しましょう。

チェック基準

☑依存症回復プログラムについての知識があるか
☑就労支援や生活環境改善の提案ができるか
☑本人の状況や希望に寄り添った支援ができるか
☑家族との連携やサポートを重視しているか

確認方法

・更生プログラムの具体的な内容を確認
・初回相談での対応や提案内容を確認

私たちグラディアトルなら、ご本人の希望に寄り添い、家族や職場との連携も含めた総合的な解決策を考え、本人と家族に寄り添います。

料金体系が明確で、相談しやすい弁護士を選ぶ

私選弁護人に依頼すると、一定の費用は発生します。

初回の相談で料金体系を明確に説明してくれるか、依頼者の経済的負担を考慮しているか等も意識して弁護士を選ぶと、信頼関係を築きやすいでしょう。

チェック基準

☑着手金、報酬金、実費などの内訳が明確か
☑分割払いなど、支払方法が柔軟か
☑追加費用の発生条件が明確か

確認方法

・HPなどで料金表を確認する
・支払条件の詳細を確認する
・初回相談で、見積もりを依頼する

私たちグラディアトルなら、明確で分かりやすい料金体系を提供しています。
初回のご相談時に料金プランを説明し、お客様の経済的負担を考慮した柔軟な支払い方法をご用意しています。

評判や口コミを確認する

弁護士に依頼する前に、インターネット上の口コミや知人からの評判を確認しておくと安心です。ただし、刑事事件の性質上、詳細な口コミが少ないことも珍しくありません。

その場合は、薬物事件の解決実績や、具体的な解決事例の内容を確認すると良いでしょう。

また、たとえ口コミの評判が良くても、実際に話をしてみると自分には合わない感じることもあります。逆に、口コミは少なくても、会ってみると信頼できる印象を受けることもあるでしょう。

口コミや評判は参考程度にとどめ、最終的な判断は実際に話をしてから、必ず自分の目で確認することが大切です。

チェック基準

☑インターネット上の評価や口コミはどうか
☑知人からの評判や紹介はあるか
☑薬物事件の具体的な解決実績があるか
☑実際に会った印象は信頼できるか

確認方法

・弁護士検索サイトなどでの評価を確認
・今までの解決事例などを確認する
・初回相談で実際に話をする

薬物事件を弁護士に相談する費用は60万〜200万

薬物事件で私選弁護人に依頼する場合、一般的には「60万円から200万円」程度の費用が必要です。具体的な内訳は次のとおりです。

(※事件の内容、弁護士の専門性等によっても、大きく変動します。)

項目費用相場備考
相談料0円〜5000円初回無料の事務所もある
着手金30万円〜タイミングによって異なるケースが多い(逮捕前、逮捕後、起訴後など)
報酬金30万円〜結果によって異なるケースが多い(不起訴、無罪、執行猶予など)
接見日当5万円〜/回距離・所要時間等によって異なるケースが多い
実費交通費や宿泊費、印刷代など 
合計60万〜200万 

「相談料」は初回無料の事務所も多く、有料でも5,000円程度です。

本格的に依頼する際は「着手金」として30万円以上が必要となります。これは事件を受任する際の基本料金です。

事件が解決した後には「報酬金」として30万円以上が発生します。
報酬金は事件の結果によって変動することがあり、例えば、不起訴処分や執行猶予判決を獲得できた場合は増額されることもあります。

逮捕されている場合は、「接見日当」として1回あたり5万円程度が必要です。
接見は被疑者の状況を確認したり、今後の方針を相談したりするために重要で、複数回の接見が必要となるケースも少なくありません。

これらに加えて、弁護士の交通費や宿泊費などの「実費」も依頼者の負担となります。
特に遠方の拘置所や刑務所への移動が必要な場合は、交通費や宿泊費がかさむことがあります。

これらの費用は一括払いが原則ですが、分割払いに応じてくれる事務所も増えています。費用面で不安がある場合は、支払い方法についても事前に相談してみましょう。

薬物事件は、刑事事件に強いグラディアトル法律事務所へご相談ください!

薬物に強い弁護士なら、グラディアトル法律事務所へ

薬物事件でお困りの方は、是非グラディアトル法律事務所までご相談ください。

弊所は、数多くの刑事事件、特に薬物事件において豊富な経験と確かな実績を持つ法律事務所です。

次のような方は、ぜひ弊所までご相談ください。

・尿検査で陽性反応が出てしまった

・薬物を使用してしまい、逮捕が不安

・家族が薬物で逮捕されてしまった

・知人から薬物を勧められて使ってしまった

・知らずに違法薬物事件に巻き込まれてしまった

・薬物事件を解決して、社会復帰したい など

刑事事件、とりわけ薬物事件では、逮捕後の初期対応が極めて重要です。
また、薬物からの社会復帰には、法的支援だけでなく、医療機関との連携など、専門的な知識と経験も必要となります。

弊所の弁護士が、薬物事件の豊富な経験を活かし、24時間365日体制で、あなたの状況に最適な解決策を提案させていただきます。

初回相談は無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
実際にお話をさせていただいた上で、私たちが本当に信頼できる弁護士かどうか、ご判断いただければと思います。

薬物事件を弁護士に相談するときのよくある質問

薬物事件を弁護士に相談するときよくある質問

弁護士に相談する前に準備する物はありますか?

可能であれば、以下のような資料を準備していただけると、より具体的なアドバイスができます。

・薬物事件の経緯や状況をまとめたメモ
・ご家族が逮捕されている場合は、警察とのやり取りのメモ
・関係者とのやり取りの記録(メール、LINE、SNS、取引の履歴など)
・医療機関で治療を受けている場合は診断書や治療記録 など

ただし、これらの資料がなくても相談は可能です。

緊急の場合は、資料の準備より早期の相談を優先してください。
状況を口頭で説明していただければ問題ありません。

家族が違法薬物を使っています。逮捕前でも相談できますか?

はい。薬物事件では、逮捕前に対応を始めることで、より良い結果が期待できます。
例えば、逮捕を防げる可能性が高くなるほか、万が一の逮捕に備えて、対応方針を事前に検討することもできます。
ご家族の方が違法薬物に気付いた場合は、できるだけ早く弁護士にご相談ください。

弁護士への相談によって、事件が発覚することはありますか?

ご安心ください。弁護士には法律で厳格な守秘義務が課せられており、相談内容が外部に漏れることは一切ありません。また、刑事訴訟法で「証言拒絶権」が認められているため、ご相談いただいた内容を話すよう警察に求められても、拒否することができます。

つまり、弁護士に相談したことで事件が発覚することはありません。安心して、すべての状況をお話しください。

相談はどのタイミングですればいいですか?

できるだけ早い段階で相談してください。

特に次のようなケースでは、すぐに弁護士に連絡した方が良いでしょう。

・尿検査をされて、鑑定結果を待っている
・自宅などに捜索・差押(ガサ入れ)が入った
・薬物のやり取りをした相手が逮捕された(販売者、購入者など)

早期に相談することで、取調べへの対応や今後の流れなど、具体的なアドバイスを受けることができます。また、逮捕を回避できる可能性も高まります。

逮捕されたら、どうやって相談すればいいですか?

逮捕された場合、外部との連絡が制限されますが、以下の方法で弁護士に相談することができます。

・家族を通じて弁護士に連絡する

・警察に弁護士の呼び出しを依頼する

・当番弁護士を要請する

弊所では24時間365日体制で相談を受け付けており、逮捕後すぐに接見に向かうことが可能です。
また、電話、メール、LINEなど、様々な方法で相談を受け付けていますので、ご都合の良い方法でご連絡ください。

まとめ

記事の要点をまとめます。

◉薬物事件で弁護士ができること

・逮捕、起訴、量刑リスクの相談
・逮捕後の接見によるサポートとアドバイス
・虚偽の自白や調書への押印防止
・早期の身柄解放に向けた法的手続き
・情状による不起訴
・執行猶予判決の獲得
・無実の場合の弁護活動

◉薬物事件に強い弁護士を選ぶ8つのポイント

・刑事事件の解決実績が豊富か
・国選ではなく私選弁護人を選ぶ
・24時間365日対応可能か
・薬物事件の専門知識があるか
・メンタルケアの対応もしてくれるか
・社会復帰まで視野に入れているか
・料金体系が明確か
・評判や口コミが確認すると安心

◉私選弁護人の費用の目安は60万〜200万

◉薬物事件の結果は、弁護人の選び方によって全く変わってくる

以上です。

薬物事件では、信頼のおける弁護士に事件を依頼することが極めて重要です。
現在、薬物を使用している、使用してしまった、親族、友人が薬物で逮捕されてしまったような場合は、すぐに弁護士へ相談してアドバイスを受けましょう。

本記事が役に立った、参考になったと感じましたら、是非グラディアトル法律事務所にもご相談ください。

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。 東京弁護士会所属(登録番号:50133) 男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。

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