各地の警察署で,警察官や逮捕・勾留されている被疑者・被告人の新型コロナウイルスへの感染報道が相次いでいる。
東京拘置所に勾留中の被告人や,大阪拘置所の職員も感染したとのことだ。
警察署や拘置所に逮捕・勾留されている被疑者,被告人はどのような生活を送っているのだろうか?
部屋は相部屋?他の警察署などに勾留されている被疑者との接触は?
この記事では,これらについて解説していこう!
まずはyoutubeでの解説動画を見て欲しい。
目次
警察署での新型コロナ感染ニュース
警察、防護服で取り調べ コロナ対策も90人超感染―大量応援で治安維持
新型コロナウイルス感染防止のため、各地の警察が防護服で取り調べを行うなど神経をとがらせている。一方、職員の感染は4月末までに90人を超えた。警察署では1人の感染で多くの同僚が自宅待機となるため、本部から大量の応援を投入して治安維持体制の確保を図っている。
成田空港で4月14日、ブラジルから入国した同国籍の少年(18)を防護服姿の大阪府警の捜査員数人が取り囲み、府内で発生した強盗殺人未遂事件に関与した疑いで逮捕した。
捜査員の特異ないでたちは、ブラジルで感染者数が4万人以上(同20日時点)となるなど感染の恐れがあったためだ。少年はPCR検査で陰性だったが、捜査員や通訳人らは2週間、移送や取り調べの際に防護服を着用し続けた。
警察は死亡事案にも細心の注意を払っており、警視庁幹部は「感染者の疑いが少しでもあれば防護服を着て対応している」と明かす。
捜査関係者によると、同22日夜、東京都渋谷区の京王新線幡ケ谷駅近くの高架下で路上生活者の男性が死亡しているのが見つかった。対応した警察官らは防護服を着ていたという。
警察庁は2月、警察職員の感染防止を徹底するよう求める通達を各警察本部に出したが、4月30日までに計93人が感染した。警察学校の入校者も含め警視庁が33人と最多で、剣道の稽古で集団感染が発生した愛知県警(中部管区警察局への出向職員を含む)が24人、飲み会参加者の間で感染が相次いだ兵庫県警が14人と続く。
警視庁で同月4日、赤坂署刑事課の女性巡査の感染が判明した際は、同庁は接触した署員ら計約70人を一時自宅待機とした。一方で100人以上の応援を投入し、署の体制維持を図った。
武田良太国家公安委員長は同23日の定例会見で、警察職員の感染について、「治安維持に支障が生じないように指導したい」と述べた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050200113&g=soc
警察署長の歓迎会の飲み会で集団感染をした神戸西警察署のニュースは大きく報道されたが,その他にも,各地の警察署で警察官や逮捕・勾留中の被疑者・被告人の感染が報道されている。
逮捕後の手続き
・逮捕→勾留→起訴・起訴後勾留と手続きが移行する
・逮捕後48時間以内に送検される
・送検後24時間以内(合計72時間以内)に勾留請求をするかどうかを検察官が判断
・裁判官が勾留(10日間ほどの身体拘束)をするか決定する
・逮捕・勾留中は警察署の留置施設に身体拘束されている
・起訴後は拘置所へ移送されることが多い
・逮捕・勾留されている被疑者は取り調べ等の手続きのため,警察署の留置施設から検察庁や裁判所に移動する。その際の移動手段はバス
手続きについての詳細は以下のコラムを参照して欲しい。
https://www.gladiator.jp/criminal-case逮捕されたらどうなる?逮捕後の流れを解説!%E3%80%80/