売り専(同性愛者専用デリヘル)での風俗トラブル事例。 売り専でキャストを盗撮!警察に被害届を出すと言われたが,弁護士の介入で示談をまとめ,逮捕を避け,早期解決をした事例。

売り専での盗撮がキャストにバレた!

売り専と呼ばれるゲイなどの同性愛者専用のデリヘルを利用した風俗トラブルの解決事例。

今回のご相談は,大阪府在住の方。

自宅に売り専,ゲイ専用デリヘルを呼び,もちろん撮影禁止であったが,机の上にカメラを設置し,そのカメラでキャストを盗撮してしまった。

プレイ後,盗撮はキャストにバレてしまい,デリヘル店のマネージャーまでが現場にやってきた。

携帯電話の電話番号,メールアドレス,自分の名前まで控えられてしまった。

盗撮に使ったカメラは店に没収され,警察に被害届を出すと言われた。

相談者は,このままでは相談者が働く会社や知人らにも風俗トラブルを起こしたこと,それも,ゲイ専用のデリヘルで盗撮トラブルを起こしてしまったことがバレてしまうかもしれないし,逮捕されてしまうかもしれないと考え,弁護士に頼ることにした。

知り合いの弁護士なども特にいなかった相談者であるが,すぐにインターネットで風俗トラブル,盗撮トラブルに強い弁護士を検索し,初回相談無料の弊所へと連絡を入れた。

弁護士とメールでのやりとり,受任,対応

弊所に連絡がきた後,すぐに弁護士と事務局で対応を確認し,受任した場合の対応について説明する。

相談者の一番の懸念は,周りの人々にゲイ専用デリヘルで風俗トラブルを起こしたということを知られてしまうこと。そのため,弁護士に示談を依頼し,謝罪したうえで本件の風俗トラブルを早めに解決したいということであった。

風俗での盗撮は,迷惑防止条例違反として逮捕され,刑事罰が科される可能性のある行為である。

 

→参照リンク:風俗盗撮トラブル 風俗店での盗撮で逮捕されるのか?

 

急いで対応しなければ,店から警察に被害届が提出され,刑事事件として立件され,逮捕されてしまう可能性がある。そうすると,今回の風俗トラブルが相談者の周りの人々に知られてしまう危険性は飛躍的に高まる。

そのことを丁寧に説明したうえで,とにかく被害届を出させたくない,周りに今回のことを知られたくないという相談者の希望を叶えるべく,弊所の弁護士が受任した。

弊所の弁護士が,デリヘル店に対し,相談者の代理人となった旨を伝え,店側の考えについて詳しく聴取する。

最初のメールでの相談から,受任し,店側に連絡をするまでの時間は,わずか1時間にも満たないものであった。

刑事事件として立件される可能性がある風俗トラブル盗撮トラブルについては,まずなによりも迅速かつ的確な対応をとることが必要不可欠である。

解決に関する交渉

まず,相談者が誠心誠意謝罪していること,反省していることを店側に伝える。

弁護士を依頼したことで,店側から相談者に直接連絡がいくことはなくなったし,示談交渉の場に相談者本人が出向く必要もない。

店側も,弁護士が介入したことにより態度を軟化させ,初めは警察に被害届を提出するという立場を固持していたが,内容次第では示談に応じると言ってくれた。

その後,弁護士と店側の代表者で話合いを重ね,

20万円の示談金を用意すること,

示談金を10日以内に支払うこと

今後その店を利用しないことを確約すること

カメラは店側で処分すること

店もキャストも今回の件について一切口外しないこと

を条件として,示談がまとまった。

示談金を支払い,口外禁止条項を設けた合意書(示談書)を交わしたことによって,今回の盗撮トラブルを周りに知られたくないという相談者の希望は叶えられ,本件は無事に解決した。

最初の相談から解決までは1か月もかからず,相談者は早期に普段通りの生活に戻ることができた。

 

 

弁護士 若林翔

弁護士法人グラディアトル法律事務所代表弁護士。 東京弁護士会所属(登録番号:50133) 男女トラブルや詐欺、消費者被害、誹謗中傷など多岐にわたる分野を手掛けるとともに、顧問弁護士として風俗やキャバクラ、ホストクラブなど、ナイトビジネスの健全化に助力している。

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