ニュース内容
出会い系サイトで知り合った男性に飲酒運転させ、口止め料として現金を脅し取ったとして、男女3人が逮捕されました
2020.08.31 19:08 日テレニュース24
恐喝の疑いで逮捕されたのは、愛知県一宮市の自営業・大橋隆己容疑者(22)と同市のアルバイト・北折結衣容疑者(21)ら3人です。
警察によると今年3月、出会い系サイトで知り合った39歳の男性と北折容疑者が一緒に酒を飲み、男性に飲酒運転をするよう仕向けた後、一宮市内で、大橋容疑者ら2人が乗る車がわざと衝突。口止め料として現金100万円を脅し取った疑いがもたれています。
大橋容疑者ら2人は同様の手口で2度逮捕されていますが、呼び出し役を担った北折容疑者の逮捕は今回が初めてです。
警察は3人の認否を明らかにしていません。
弁護士からのコメント
今回のニュースは、出会い系サイトで知り合った男性に飲酒運転させ、口止め料として現金を脅し取ったとして、恐喝の疑いで逮捕されたというものです。
先日、解決事例でも紹介いたしましたが、わざと交通事故を引き起こし、口止め料や示談金などを支払わせる目的で恐喝を行う者が一定数存在します。
詳しくは下記をご参照ください。
そして現在、男女の出会いのきっかけとしては出会い系や恋活・婚活アプリ・サイトが主流となっているところ、これらの利用者の中にはそもそも今回のような恐喝など犯罪目的を有する者が残念ながら紛れ込んでいます。
ですので、利用にあたっては、相手方がどのような人間か慎重に吟味する必要があります。
具体的には、まず何かにつけて個人情報を必要以上に聞き出そうとしてくる相手方は気をつけた方がいいかもしれません。
というのも、たとえば恐喝をはじめ詐欺などいわゆる財産犯目的の相手方の場合は、年収や貯金などお金に関する情報を巧みに入手しようとしてきます。
恐喝にせよ詐欺にせよ、奪い取る金銭をターゲットが持っていなければ意味がないからです。
くわえて勤務先や家族構成・住所なども取得しようとしてくるでしょう。
のちに脅したり騙すうえでの材料として利用するためです。
また一方で、財産犯に限らず性犯罪も含めた犯罪を企んでいる相手方は、自らのフィールドやテリトリーに招き入れようとすることが多く見受けられます。
土地勘のある場所であったり馴染みの店であったりなどに引き込んで、計画している犯罪を行いやすいようにするためです。
このように犯罪目的を持っている人間は、上記のような傾向がみられますので、少しでも不審に思うような点があれば注意をして対応すべきといえます。
最後に、恐喝被害・脅迫被害でお悩み・お困りの方は自らで解決しようとせず、遠慮なく当事務所までご相談ください。